アフリカーンス語の単語さがし
今年の夏、東京外国語大学のオープンアカデミーで3日間のアフリカーンス語の集中講座を受けました。
アフリカーンス語は、南アフリカの公用語のひとつ。ケープタウンがある西ケープ州や、ナミビアとの国境がある北ケープ州などは歴史的にアフリカーンス語ネイティブが多く、人口の半分以上を占めている地域もあります。アフリカーンス語の地名を「なんて読むんだろう?」と気になることがあったので、この講座を受ければ話せなくても地名が読めるようにはなるはず!と思って受講を決めました。
もともと、コロナ禍をきっかけにオンライン化したこのオープンアカデミーで、何かの言語を学んでみたいという稀有な願望があったので、南アフリカに関連する言語があってラッキーでした。
ただ、私が住んでいるのはダーバン都市圏。日本人以外との日常会話は基本的に英語だし、街の地名に使われているのはズールー語です。友だちのひとりがケープタウン出身のアフリカーナーですが、彼女とも英語でコミュニケーションするのでアフリカーンス語が必要な場面はありません。
日本人が多く住んでいるuMhlangaのアフリカーンス語ネイティブは6.1%!(私もここに住んでいる)
ひとつの経済圏でもあるダーバン都市圏だと、アフリカーンス語ネイティブはなんと1.7%!
そんなわけで、アフリカーンス語を学んだところでケープタウンに行ったときしか使えないのかなぁと思っていました。
しかし!
アフリカーンス語に慣れるとスーパーやインスタで「このスペルはアフリカーンス語か?」「このコピーはアフリカーンス語ぽい!」と気がつけるようになりました!!!
(もしかしたらオランダ語かもしれません)
前置きが長くなりましたが、最近見つけたアフリカーンス語を載せていきます。
Tekkie
ラグビーワールドカップに合わせた限定デザイン "Bok Tekkie" のスニーカー。"Tekkie" って英語じゃなさそうと調べたらアフリカーンス語でスニーカーのことでした。南アフリカ英語のスラングという記事も出てきました。
kos
"kos" は料理!
練習問題で出てきました!
出版社のMEDIA24によると、SARIEはアフリカーンス語話者向けの雑誌なので、基本的にすべてアフリカーンス語のようです。
woon
"woon" は英語でいう "live"!
ちなみに、同じ雑誌が英語とアフリカーンス語それぞれで販売されていることも。
tuin
"tuin" は庭。
"dag" はドイツ語やオランダ語と同じく英語の "day"、"boek" は英語の "book"!
調べたところ "dagboek" で日記やダイアリーの意味だそう。
skoon
SKOON は ARC や WOOLWORTHS などに売っているスキンケアブランド。練習問題で natuurskoon が出てきたときに、もしやあの "skoon"!?と思い出しました。英語の "clean" にあたる単語のようです。
他には、ボボティーやポイキーなど、南アフリカ料理と言われるものの中にも、アフリカーンス語に思える単語がたくさんあります。これからもっと気づけて、意味がわかるようになればいいなぁ〜
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