ナマクワランドとウェスタンケープ州で春のお花を探す旅
2024年8月22日から27日まで、南アフリカで春のお花旅をしてきました!
旅行のたびに行程をまとめてストーリーに投稿しているのですが、今回の旅はこれまで以上に反響が大きかったです。やっぱり日本人ってお花が好きなのかな🌼
インスタではハイライトで行程と写真を一部残していますが、noteでは情報や感想を付け足して残しておきます。長くなりそう!
― 1日目 ―
ケープタウン
今回はランチでワインを飲みたかったので、ケープタウンでの移動はUberを使いました。
Grub & Vine Norval
ランチで行ったのは、コンスタンシアにある Grub & Vine Norval というレストラン。ミュージアムが併設されていて、テラスからは屋外ミュージアムと、シルバーマイン自然保護区の景色を楽しめます。
ここは、今年の2月にケープタウンからダーバンに戻る飛行機で隣の席だった女性がおすすめしてくれたレストランです。彼女はケープタウンで暮らしていて、併設ミュージアムで働いているとのことでした。
ちなみに、ケープタウンCBDにあるレストラン Grub & Vine やワインバー CULTURE 、カクテルバー The Blue Room は同じグループです。
Honest Chocolate Cafe
Honest Chocolate cafe は、ケープタウンのことりっぷがあれば間違いなく掲載されているであろう、人気のチョコレート屋さん。スーパーマーケットやライフスタイルショップでもタブレットチョコレートが販売されていますが、カフェはここだけ。メニューはボンボンショコラ、ケーキやクッキーなどの焼き菓子、アイスクリーム、ドリンクなど。
店内はシックで喫茶店のような雰囲気。通りに面したカウンター席でケープタウンCBDの喧騒を眺めていると "異国にいるなぁ" と感じます。奥にある中庭は青空が見えたりバーが隣にあったりとまた違う雰囲気です。
ケープタウンに住んでいたら、チョコづくりワークショップに行ってみたい。
16 on Bree
宿泊先には Bree street の Airbnb を選びました。Bree street には人気レストランやカフェが並んでいて、歩くこともできるのでおすすめです! もちろん道一本で雰囲気は変わるので注意は必要ですが。
― 2日目 ―
ケープタウン
朝は歩いて De Waterkant エリアに向かいます。このエリアは、私が今一番注目していて、気になっています。
Loading Bay
Loading Bay はライフスタイルショップの sans グループのカフェで、オーストラリアにありそうな雰囲気です。隣のテーブルの人は、パソコンを開いて荷物を置いたままお手洗いに行っていて、安心できる場所なんだなぁと感じました。
その後レンタカーを借りてチェックアウトをし、荷物を載せたら出発です。
Oswalds Bakery
ランチを食べ損ねそうなので、Oswalds Bakery に寄ってパンを買います。ケープタウンに留学していたら、毎朝立ち寄って挨拶したいようなパン屋さんです。
2日目の目的は、ウエストコースト国立公園のお花畑。途中、Yzerfonteinで休憩して向かいます。
ウェストコースト国立公園
West Coast National Park
ウエストコースト国立公園は、ケープタウンから2時間ほどで到着します。人気シーズンなので、平日にも関わらずゲート前で30分ほど待ち時間が発生していました。この時期だけは、砂州の先にある Postberg エリアに入れます。追加の入園料はかかりません。
まずはお花畑を探しに Postberg へ向かいます。Postberg にも大型バスの観光客も来ていました。お花が集まるスポットや動物が近くに出てきた場所では、徐行したり停車したり、各々が楽しんでいました。
だんだん夕方が近づいて気温が下がり始めると、お昼にはしっかり開いていた花々が閉じていきます。というわけで Postberg を後にし、Geelbek Bird Lookout へ向かいます。ラグーンに向かって延びる木道が2本あり、フラミンゴなどの鳥類を観察できました。
最後に Seeberg に向かい、お昼とは反対側のラグーンの景色を楽しみました。ここでは日本からの団体ツアーの方々と偶然お会いしたので、ナマクワランドの最新情報を教えていただきました。
Saldanha
宿泊先は、サルダニャにあるAirbnb。あいにくのお天気でしたが、パノラマストリートからのサルダニャ湾の見晴らしが良く、ホロホロ鳥やダッシーがたくさんいました。
― 3日目 ―
ウェストコースト
この日はナマクワランドまでの大移動日。天気が悪かったのでまっすぐ向かうつもりが、少し晴れ間が出てきたのでパターノスターまで足を伸ばすことに。パターノスターはダーバンのカフェで出会ったアフリカーナーのおじさんが、いちばんおすすめと言っていたところ。青い海に白い家が並ぶ地中海沿岸の村のような写真が出てきます。
土地勘もないのでまずはウォーターフロントに向かいます。到着すると、捕れたてのロブスターを持って売り込むお兄さんたち!あまりにも突然で写真を撮れなかったのが心残りですが、まだ足が動いているようなロブスターをビニール袋に入れていました。
サルダニャの Airbnb オーナーのおじいさんは、道中にあるVelddrif という町の特産は魚ビルトンで「川沿いの Bokkom Avenue には、魚ビルトン屋さんがあるから試してみては?近くにおいしいコーヒー屋があるよ」と教えてくれていました。おじいさん曰く、魚ビルトンは「しょっぱすぎて食べられない」とのこと。
向かう途中に Wikipedia で調べると、南アフリカで製造される魚ビルトン(Bokkom)の95%が Velddrif で製造されていて、Velddrif は Bokkom の都らしい!橋を渡って街に入ると、Bokkom の看板がちらほらあり、Wikipedia.に書いてある通りの町の景色でした。
Columbine Co.
Bokkom Avenue にある Columbia Co. には、ピノタージュルイボスというメニューがありました。見せてもらうと、ルイボス茶葉の中に乾燥したブドウが入っています!
アフリカーンス語で挨拶したら、店員さんと常連さんに大ウケ!私たちが日本人だと話すと「僕はトヨタの車に乗っているから」と、常連さんがごちそうしてくれました。
ピノタージュルイボスティーはぶどうの香りで、飲みやすく、はちみつと相性が良かった!お願いして100g買わせてもらいました。
シトラスデルに向かう峠にあるファームデリは、ルイボスティーで有名なカーミエン(CARMIEN)のティーハウスがある場所。インスタで見て絶対に行きたい!と思っていたので立ち寄りました。が、タイミング悪く大雨。霧に包まれていて景色は堪能できませんでした…。
ティーハウスではルイボスティーのテイスティングや飲み比べ、併設のワインバーのメニューも楽しめます。ショップではカーミエンとLMCブランドのルイボスティーが揃っていて、茶器やTシャツなどもありました。
クランウィリアム
クランウィリアムの教会で毎年恒例のフラワーショー。今年は南アフリカの各地域をテーマに、それぞれの特徴を表現していました。奥には標本コーナーのようなものもあり、同じプロテアにもたくさん種類があることを知りました。
クランウィリアムからは高速道路をひたすら北上。途中Bitterfontein のスタジアムでライブイベントに遭遇したり、車窓から花を眺めたり、大雨で徐行したり、なんとか日没前にスプリングボックに到着しました。
スプリングボック
スプリングボックの Steers では、最初そっけなかった店員さんたちが、アフリカーンス語で挨拶すると急にフレンドリーに。言語の力ってすごいなぁと実感する1日になりました。
― 4日目 ―
ナマクワランド
Namaqua National Park
まずはナマクワ国立公園のスキルパッド自然保護区のゲートに向かいます。別記事でまとめたので貼り付けます。
Goegap Nature Reserve
午後からはフーハップ自然保護区。こちらも別記事にまとめたので貼り付けます。
― 5日目 ―
ナマクワランド
スプリングボック周辺は、自然保護区に行かなくてもオレンジ色の花畑が至るところにありました。ときどき花畑近くに車を停めて、ケープタウン方面に向かいます。
スプリングボック/Springbok周辺(N7とR355のインターチェンジ付近、N7沿いのTol street)
カミースクルーン/Kamieskoon(ou Hoog Weg、NG教会付近、N7合流地付近)
ハリース/Garies(Main roadから教会が見えるAtlantic Oil跡地付近)
本当にいろんなところにたくさん咲いていた!
途中 Vanrhynsdorp の The Good Store でプチ休憩をし、ビドゥー渓谷に向かいます。
ビドゥヴァレー
Biedouw Valley
ビドゥーヴァレーは、SNSできれいな写真を見つけたものの、あまり情報がないまま向かいました。地図を見ると、ルイボスティーの工場があるようなので、ひとまずそこを目指しました。
クランウィリアムから何度か峠を越えること40km。その後、未舗装道路を13km。雨が降ったり、霧に包まれて視界が悪くなったり、過酷なドライブでしたが、霧を抜けて眼下に集落が見えたときはホッとしました。秘境という感じ!
目的地の Biedouw Valley Rooibos に着くと、期間限定のカフェが営業していて温かく迎えてくれました。「晴れてたら花が咲いてとっても綺麗なんだけど…」と残念そうです。小雨になったタイミングで近くの花を見に行き、歩いていたら雨が止み、帰り際にはなんと晴れ間が!そして虹も!遠かったけど行って良かったなぁと思いながら、また過酷な道を戻りました。
タルバッハ
この日の宿はタルバッハ。ファームステイのコテージを選んでみたけど、天気が悪すぎて眺望ゼロでした。残念。
Olive Terrace in Tulbach Hotel
夕食には中心部のブティックホテルにあるレストランへ。口コミで人気が高かったフィッシュ&チップスを注文したら、期待通りおいしかったです。地元タルバッハのワインもいただき、大満足です。
― 6日目 ―
タルバッハ
チェックインのときに翌朝の朝食メニューを聞かれて事前注文。朝は敷地内の別の建物にあるカフェで朝食を取りました。前夜から続く暴風雨の影響が残るなか、いろんな種類の小鳥がやってくる様子を窓から眺めました。
前日の夜に飲んだワインがおいしかったので、メニューを確認したら Tulbach Winery のものでした。WOOLWORTHS、Checkers liquor、TOPS、Pick n Pay各アプリで確認したら売ってなかったので、朝立ち寄って購入しました。
東京にある南アフリカワインを提供するお店の方からおすすめされたワインがあるそうで、立ち寄りました。夫は赤ワインを試飲して購入。そのあいだ敷地内をぷらぷらしました。天気は悪いけど見晴らしがよかったし、店員さんが親切でした。
タルバッハ周辺からマル厶スベリー、パールまでの間は、車道脇の湿地帯や牧場、農地にカラーが生えていて、草緑に映えてかわいかったです。
朝食のときにスタッフの方が近隣のおすすめとして教えてくれた場所。少し回り道をすれば行けそうだったので行くことに。近づくにつれて雨がひどくなり、視界が100メートルくらいに………。一番ひどいタイミングだったかもしれないけれど、一瞬立ち寄り、即退散しました。カフェやレストラン、ギフトショップなど複数のテナントが入るスポットのようです。
パール
ワインランドの主要エリアのなかでまだ行ったことなかったパール Paarl のコーヒー屋さん。行きたかったブティック(やってなかった)のすぐ近くにあったので入ってみました。常連さんで賑わっていて、近所に住んでいたらこのカフェコミュニティに加わりたくなる雰囲気。フレンドリーで明るい接客も◎
パールからステレンボッシュ方面に向かう途中には、路上で売られているお花がカラーでした。
ステレンボッシュ
Spier Wine Farm / VADAS smokehouse & Bakery
最後は有名&人気ワイナリーのスピア Spier に。目当ては、ケープタウンの週末マーケットで食べたエッグタルトのお店 VADAS のレストランに行くこと。5月に思いがけずステレンボッシュにある VADAS のカフェを見つけたので、Spier に行けばコンプリート!
ただあんまりお腹が空いていなくて、VADAS のレストランでは、サラダとチキンという(なぜここでこれを?)という注文になってしまったけど、おいしかったです。
そのあとはギフトショップを見たり敷地内を歩いたりして空港に。
レンタカー返却
レンタカーでケープタウン空港に向かう場合、返却前のガソリンスタンドの立地に注意が必要です。気をつけないと事件報告が多いタウンシップを通ってしまう可能性があるので、ルート案内を必ず事前に確認してくださいね!