留学を5回した大学生が伝えたいこと
私は幼稚園の頃から現在で海外留学を4回経験し、現在デンマークで5回目となる留学をしています。日本で生まれ、帰国子女でもなく、両親とも日本人なのですが、母の「英語喋れる人かっこいい!」という考えだけで幼稚園はインターナショナルスクールに通っていました。幼稚園にいるときはもちろん宿題も全て英語です。また、幼い頃からたくさん海外に連れて行ってもらいました。留学ばかりしている私がnoteを始めようと思った理由は人権問題、特に人種差別と格差について伝えていきたいと思ったからです。まず、人権問題について考えるようになったきっかけについて書いていきたいと思います
<きっかけ1>
私の両親は私が小学校4年生の時に離婚しました。父の会社が倒産し、多額の借金を抱えたことがきっかけです。それから母と生活してきたのですが、女性が正社員になることの難しさや、女性の方が男性よりも稼ぎが少ないなどの話をよく聞いていたため、男女の格差に常に疑問を持っていました。
中学生の時に格差に関してより興味を持った出来事がありました。中学の授業で貧困で苦しんでいる人の不平等さを学ぶという授業がありました。ある地域では子供達が学校に行けずに働かないと生きていけないという事実や、まともに医療を受けることができないなど、生まれた場所や家庭で環境が異なることに驚きました。
<きっかけ2>
幼い時から様々な国籍・人種の人と関わってきたため、私自身勉強するまで人種に対して偏見がありませんでした(誰が日本人かわからなかったくらいです)。しかし、中学生の時にパフォーマーとして世界で活躍する在日朝鮮人の方が講演に来てくださり、「在日」として日本で生きていく辛さを話してくれました。実際差別されてきた人から話を聞き、「なぜ人種差別は起こるのか」と不思議に思い、興味を持ったのがきっかけでした。その後も、周りの外国人やハーフの人から差別やイジメを受けたことがあると聞き、このことに関して現在勉強しています。
The lottery of life という言葉が存在するように、世界は生まれてきた国・地域、人種などでその人の人生の可能性が制限されることがあります。この問題に対して、留学や海外経験、大学を通して学び、感じたことをここで共有していきたいと思っています。日本で生まれ育ちながらも、少し違った教育を受けてきているため、異なる考え方を持っている部分もあると思うので、そこにも注目しながら読んでいただけると嬉しいです。
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