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離乳食中期:助産師が教えるすすめ方


離乳食中期:豆腐



離乳食をはじめて、徐々に飲み込む事になれてきたら
次は、ヨーグルトから豆腐状にステップアップします

離乳食中期(生後7~8ヶ月が目安)になったら、と考えることは
必要ありません

ご自分のお子様が飲み込む力がついてきたな~、と感じたら
ステップアップしてOKです


  1. 回数は2回へ(なるべく家族と同じ時間に)

  2. 味付けはだしをつかって行きましょう(みそ、醤油、塩はごく少量はOK)

  3. 1回の食事内容は主食(おかゆ、パンなど)、副菜(煮野菜、果物)、主菜(魚、肉、大豆製品、卵、ヨーグルト)をそろえてだす

  4. 用意する量は、gを測る必要はありません。 少量ずつ主食・副菜・主菜にわければOKです

  5. 母乳から鉄分が不足します 鉄分を含む食材をとりいれましょう


そろそろ、食事が楽しくなってくる頃です


「取り分け」がおすすめ

離乳食作りが負担にならないよう、お昼ご飯や、夕食作りに取り分けすることをおすすめします

例)毎食にスープを作ります
そこから野菜を取り出します
すり鉢ですります  豆腐くらいを目安に
分からない人は自分の舌で豆腐くらいか食べて確かめましょう

味付けはスープからでた、だし汁を少しくわえましょう

残りは大人用に、お味噌汁や、ポトフなどで利用すればOKです


例)お魚を試したいときにオススメなのが、お刺身です
・1きれが大体10~15gになっていて、ちょうど中期・後期の目安料と同じ
・白身が大丈夫だったら、マグロなどの赤身へ。判別が楽
・新鮮です
・のこりは大人が食べましょう

お湯やだし汁などで煮て、潰すだけで一品になります


各食材の調理方法

  1. お肉
    はじめは、鳥のささみから始めます
    冷凍して使うときにすりおろし、スープやおかゆにまぜるだけで簡単にタンパク質がとれます

    慣れてきたら、豚肉、牛肉も与えていきましょう

  2. 大豆製品
    ・豆腐は火を通して使ってください
    ・納豆は大きい粒を潰して使います(ひきわりは粒が硬く、飲み込みづらいです)
    ・きなこ→ふりかけ感覚でおかゆなどにふりかけてあげます


  3. 卵黄を初期にためして大丈夫なら、全卵をためします
    ゆで卵にしてもいいですが、取り分けが大変ですので、薄焼き卵をみじん切りにするとか、レンジでチンして潰してあたえるなどでためしていきましょう

  4. パン
    スープで浸してあたえます

  5. 麺類(そうめん、うどんなど)
    軟らかく煮てきざみましょう

豆腐状が食べられるようになると、レパートリーが広がりますね


偏食にならないために


お子様のために、おいしく、いろいろな料理を、と頑張ってしまうお母さんがいます。 大人の食事を子供に合わせたり、子供の食事だけ別メニューで用意したり。とっても素晴らしいことだけど、

「いつまで続けますか?」

 お母さんが疲れてしまいませんか?
お子様の食べるものばかり与えていると、いづれ『偏食』になっていきます 
「うちの子、お菓子しか食べません」は、おいしい物をたくさん与えた結果です。

「食べない」という理由で、お子様の好きな物ばかりを与えず、
「食べるかもしれない」と苦手な食べ物も、大人が食べている食材にあわせて、とりあえずだしましょう。
 
おなかがすいてれば、いつか食べます。

おいしさがわかれば、それからも食べ続けます。
成長した後も、おうちでの味に慣れ、偏食がなくなるのです。



まとめ

まさに、私の家庭で実践してきたのが、とりわけです
うちの子は「偏食」がなく、好き嫌いがありません

私の料理がおいしいから、料理がうまいから、でもなく

「出された物を食べる習慣」が身についたのだと思います
一口食べれば、のこしてOK というルールはあります。無理強いはしません。

私もおいしくない物は残しますし、子供は親をみているので、そのうち、「お母さんも食べてないし」などと言われてしまいます

食事のバランスを考えて、家庭での献立は変えずに、離乳食を献立から取り分けて調理するのが
食育につながっていくのです

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離乳食に悩むお母さんのための離乳食講座です

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