今日のフルーツバスケット

【高校時代の日記より】

今日おこったこと

雨上がりの帰り道
濡れた路上に光った
ふたりのこども
妙な空気
ぬるい。

開いた漫画
好きだった漫画の中のつまらない巻

求めたい母の愛しさ
すがりたい、でも重みにさせたくない気持ち
聞き役に救われたキャラクター、そして自分

繊細な内容は
5つ年を食って共感できた。
5年前とはまた違った感じ方。

この5年で
受けとめてくれた人を愛する
好かれ嫌われの
人間の連鎖を知る。
人のはなしを聞いてみて自分を失い、
落ちた時襲ってくる人間のいやらしさ


私はなにか

逸れていた?

漫画の中に幾度なくしあわせがでてきて、

たわむれてる
愛されてる
あったかい

あのしあわせ。

感じたことある。


心をゆるせる人がそばにいて

太陽のひかりが降りそそいだ午後

そのまま眠りについた…

現実と夢が混ざり合った夢をみて
目が覚めた時思った。

"太陽って母さんににている"


今日の雨上がりの路上
帰り道のふたりは
おねえちゃんと私

太陽はおかあさん

あのぬるい感じは、

素直になれない
もどかしい自分だったのかな

逸れている自分。


漫画の中、
はなしを打ち明けたキャラクターは、
心に余裕をいだく。

聞くことじゃない、

大事なのは
はなすこと、はなさせること。


それと
大きな自分。


それから、

そんな日常を愛して


しあわせは常にない
だけど
いや
だから、

ただの日常にしあわせを感じて
愛して

そんでただの日常には、
ありのままの私がいい。

"私"で生きていこう。
気晴らしの毎日にいたい。

"わたし"

ありたい。

【高校時代の日記より】

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