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🦋 愛しい香港の思い出。いつかあの人たちにありがとうを広東語で伝えに、きっと行く。
これ私が香港で暮らし始めた頃にあった事。
まだまだ右も左も分からずに香港を彷徨っていた頃のお話。
忘れられない思い出。
それは香港人のことを大好きになった最初のきっかけ。
いつかあの人たちにありがとうを広東語で伝えに、きっと行く。
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あれは忘れもしない2016年11月4日のことだ。
日記に記したのだから間違いない。
取れたボタンを付けたくて、縫い針と糸を求めカオスな街を彷徨い歩いた一時間。
「大きなデパートに売っていないって一体どういうことだろう?」と嘆きながら。
そうだ。誰かに聞こう。
そうだよ。どこの国だってお母さんたちならきっと知っている。
Google先生に教わった「縫紉針」の文字を泣きそうな気持ちでローカルショップのお母さんに見せたらば、
「針なんてあげるよホラ!!」って、奥から持ってきた針を一本手に握らせてくれました。
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まじ菩薩かよ。いや彼女は菩薩だろう。菩薩に違いない。
最高のパフォーマンスでありがとうを伝えたら、店のお父さんも笑ってサムアップしてくれました。
ああ、だから私は人間が大好きなんだ。
朱に交わって赤くなり、信号無視も地下鉄でのお出かけもカフェでのお茶も人と待ち合わせも何でも1人で出来るようになった頃のお話し。
この広東語の国。この愛すべき混沌な場所。
私はここを離れ、日本へと旅立ちます。
愛すべき妖魔都市よ。しばしの別れ。
またすぐに会いましょう。
アイラブユー
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