「ルールはなぜ必要?」 弁護士: 水野祐 さん(Inspire High レポート)
Inspire High(インスパイアハイ)サポーターの未来mikuです。
今回は、2022/2/19(土)開催分
弁護士: 水野祐さん との学びについて、あらためて考えてみました。
(1) 水野祐さん プロフィール
Creative Commons Japan理事。Arts and Law理事。九州大学グローバルイノベーションセンター(GIC)客員教授。慶應義塾大学SFC非常勤講師。note株式会社などの社外役員。テック、クリエイティブ、まちづくり分野のスタートアップから大企業まで、新規事業、経営戦略等に関するハンズオンのリーガルサービスを提供している。著作に『法のデザイン −創造性とイノベーションは法によって加速する』、共著に『オープンデザイン参加と共創から生まれる「つくりかたの未来」』など。
InspireHighのHPから参照:https://www.inspirehigh.com/guide
水野祐さんの考え方や当日のセッションの内容はHPをご覧ください。↓
未来mikuのデータログ
https://www.miku-datalog.com/post/inspire-high-report-17
今回のセッションテーマは「ルールはなぜ必要?」でした。
ライブ配信中、「現代は以前に比べSNSも普及しており、以前と法律自体が変化しているように思うが、実際、法律は誰が作っているのだろうか」という問いがありました。
そこで「法律」ができるまでの流れについて、あらためて確認することにしました。
(1)基本その1「法律とは何か」
国家が国民に定めたルールのことを指す。社会秩序を守り、国民の生活をより豊かにするために存在しているものである。
(2)基本その2「法律はどこで作っているのか」
国の立法機関である国会で作っている。日本の国会が開催される場所は、国会議事堂(こっかいぎじどう、英: National Diet Building)である。
(3)基本その3「法律は誰が作っているのか」
各省庁の国会議員(衆議院議員、参議院議員、両院の委員会等)と内閣になる。
国会議員の提出する法律案→議員立法
内閣の提出する法律案→内閣立法
なお、日本の場合は法律を作るというより、提出された法案を議会で審議して「成立させる」というイメージである。
(3)基本その4「最終的に法律はいつ成立するのか」
法律は原則、衆議員・参議院の両院で可決されたときに成立する。
(4)「法律」ができるまでの流れ
①法律案(法案)の作成と提出
法律を作るための基本である法律案を提出できるのは、国会議員(衆議院議員、参議院議員、両院の委員会等)と内閣である。法律案の作成については、今の法律と矛盾するところがないか、また条文の言葉遣いは適切か等、厳しく調べることになっている。法律独特の様式や用語が使われて条文の形式で作成される。そして国会の会期中に法律案として提出されることとなる。国会議員が提出する法律案は「議員立法」と呼ばれ、提出先は自身の所属する議院の議長になる。また、内閣が提出する法律案は「内閣立法」と呼ばれ、内閣総理大臣から衆議院または参議院どちらか一方の議院の議長に提出される。
②国会で審議し、法律が成立する
衆議院又は参議院に法律案が提出されると、その法律案の提出を受けた議院の議長がその内容にふさわしい委員会(国会議員で構成される組織)を選び、法律案の審査を担当させる(これを付託という)。委員会では質疑応答や提出理由の確認がおこなわれ、委員会での審議が終われば本会議に移行する。本会議では委員会討論の結果もふまえて採決し、議院としての最終的な意思を決める。その後、もう一方の議院でも同様の手続きをおこなう。このように、衆議院と参議院の両院で法律案は別々に審議されてから、両院の意思(議決)が一致することによって法律として成立する。法律案は、審議の過程で修正されたり、否決されることもある。
③法律が公布・施行される
成立した法律は、成立後、後議院の議長から内閣を経由して奏上された日から30日以内に公布されなければならない。交付方法は官報への掲載となり、国民に知らされることとなる。なお、法律が実際の社会で運用がはじまることを施行というが、通常、国民への周知の観点から公布後一定期間をおいて施行されている(ただし、公布の日から施行されるものもある)。
(5)今回のInspire High(インスパイアハイ)では以下アウトプットをおこないました。
【体育祭・文化祭をみんなが楽しめるルールを作る】
(1)どんなルールですか。
(2)その理由はなんですか。
(3)イメージ画像を添えましょう
(1)クラス別での文化祭の出し物の他に、学年・クラス関係なく組んだブース(出し物)を出してもいいというルール
(2)文化祭ではクラス別や部活別でブースが出展されることがほとんどです。そのため、「一緒に○○したかったな」などと思っていた友達とクラスが違った時や、人見知りであまりクラスの出し物には参加できなかったなどがあっても、自分で出し物を出す仲間を選べるので、楽しめるのではないかと思います!
(3)Inspire High に提出済
水野祐さんへのメンバーからの問い、そして子供達へのメッセージも含めたライブ配信の内容をHP(未来mikuのデータログ)にレポートにしてまとめてあります。
未来mikuのデータログ
https://www.miku-datalog.com/post/inspire-high-report-17
以下、その他参照のリンクになります。
InspireHighさんのHP
https://www.inspirehigh.com/
☆未来miku:Twitterでも情報発信中
https://twitter.com/414_miraimiku
なお、友人(ゆず)も自身のHPでInspire High(インスパイアハイ)サポーターとしてレポートしています。
ゆずのホームページ:
https://www.yuzu0000.com/
Inspire Highとは13才〜19才のためのオンラインスクールです。
クリエイティブな大人たち(Inspire Highではガイドと呼ばれる方々)と答えのない問いに向き合い、学校では習うことのない学習を出来る場になっています。私はライブセッションで学んだことを同世代の子供達や大人にも伝えたい考え、私自身のHPに記事としてアップしています。
未来mikuのデータログ
https://www.miku-datalog.com/inspire-high-report