年初に一旦のつぶやき。(01/14/2023)
あまりやる気のなかった年末年始に色々あってさらにやる気がなくなってしまった。
年初からボラティリティが高く、やりにくい相場が続く。今週のCPIもそうだったけど、そもそも過度な期待からリスクオンに傾きすぎ、FRBとのターミナルレートや利下げ時期についてのギャップがあるようで、いちいち指標にいつも以上に反応している。
昨年末(CPI後)からのドル売りはあまり本質的でないかつ流動性が低いと思っていたため、12月はほぼポジションない中、そこに日銀が急にYCC修正を発表。市場との戦いに屈する形となった。これで市場が落ち着くはずもなく、それからどんどん金利が上昇中。これでかなり戦略の変更を迫られる。
FX: 今年に入って、足元のテーマは米国市場の楽観によるドル売り(米金利低下)と日銀の出口戦略を睨んだ円買い。もっとドル買いに早く動くかと思っていたが、市場は思ったよりも楽観的な印象。先日のCPIを受けて、2月のFOMCは25ベーシス利上げがコンセンサスに。
ここからのUSDJPYのイメージは、まずは来週のBOJまでおそらく海外勢は仕掛けてくるだろうからデイトレで短期ショート目線。一旦126.60-70のテクニカルレベル付近を下抜ける可能性を見つつ、来週のBOJと2月のFOMC次第では一旦調整フェーズに入るか。
テクニカルだけ見ると、DXYは100の半ばぐらいが一旦のサポートとなりそう。USDJPYは126円半ばで大きなサポート。これを下抜ける場合、ドルストーリーよりも円ストーリーとなり、115~120円ぐらいまで真空地帯。下抜けない場合、日足の調整が始まる可能性(数ヶ月かけて上昇)。調整後は年末にかけてはまた下落のイメージ。
米国経済: 着々と景気後退に向かっている。すでに市場の関心は、景気後退は起きるか起きないかではなく、どのぐらいの深刻さでいつ来るか、という問いになった。米系銀行の決算も続々と減益、与信費用をコロナショック以来2年ぶりに計上。米系大手企業で次々と解雇が発表されているし、6日に発表された2022年12月のISM非製造業総合指数(NMI)は49.6と20年5月以来、2年7カ月ぶりに50を割り込んだ。じわじわと悪いニュースが出てくるようになった。
これからもっと逆業績相場に向かっているはずの中、株専門ではない私から見ると、これだけ株が買われているのは違和感を感じている。
GSの富裕層ビジネスのCIOは「昨年の株価下落を踏まえ、バリュエーションリセットの大部分は既に起きたと当社では考える」とコメント。
ほう。。もう織り込まれているらしい。それにしては底が浅くないか?
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-13/ROFG9HT1UM0W01
一方で、モルスタのMike Wilson氏は最悪シナリオとして、S&Pはここから23%下の3000ドルまで下落を見ているらしい。ウォールストリートでは一番ベアな見方。他の銀行の最悪シナリオはGSは3150、JPは3500、など。フロアは3000かな。。それでも大恐慌やリーマンより底は浅め。
ボラが高すぎて危ない(かつ普通に精神的に辛い)からコツコツ稼ぐ戦法に徹する。
以上。