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12月FOMC備忘録。(12/15/22)

予想通りの50ベーシス利上げ、ドットプロットは上方に変更。2023年のターミナルレートは5.1%(上限5.25%)。2024年は4.1%。
2023年GDP成長率は下方修正、失業率予想を引き上げ(労働市場悪化予想)でしっかりリセッション警戒も、2023年中は利下げをしない姿勢。2023年のインフレ率予想は3.5%。(…これでも目標達成できてない)

https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/files/fomcprojtabl20221214.pdf

FRB経済予測値
ドットプロット

ターミナルレートが上昇することはいろんな要人も発言してたし、、そこまでhawkishサプライズとはならなかった。マーケットはほぼ動かず。完全にクリスマスモード入り、もしくは、この(↓)記事のようにパウエルのタカ的姿勢を重視していない(信用低下)か。

愛読しているマクロコンパスの記事を引用すると、
会見では強い労働市場に関して強調されていた&マイルドな悪化が予想されているが、実際はこの強い状況は長くは続かず、労働市場はもっと大きな打撃を受ける可能性がある。その理由は雇用統計(NFP)の先行指数となるUS financial conditionsや銀行の貸し渋り指標が着実に悪化しているから(通常9ヶ月のラグを持って雇用に影響が出てくるらしい)。
実際、前述の記事のように、金利マーケットは2023年ずっとFFレートが5%以上で維持できると思っていない。先物市場では2023年に4%前後まで利下げがあると織り込んでいる。インフレスワップ市場は向こう8ヶ月でインフレ2.5%まで低下を織り込んでいる。理由はただ一つ、景気後退だ。FRBよりも金利市場の方が景気後退をより懸念していると言うこと。

為替はほぼ動かず、流動性もどんどん低下。あと10日間ぐらいは本質的な動きは見込めないのでbid/offerが開かないうちはテクニカルな短期売買を続ける。本格的に投機筋が戻ってきたら一旦ドル買い再開とみている。そういえば最近はやけに日銀の政策修正に言及した記事を見るようになった。少しずつリークさせ始めているか。法人税など増税して、日銀が緩和修正したら、日本売り(国債暴落)にならないか、心配。

Dollar to Rise, Stocks to Fall as Powell Shocks Doves, Investor Survey Shows

https://www.bloomberg.com/news/articles/2022-12-14/powell-shocks-doves-boosting-dollar-investor-survey-shows

いつになくとりとめないけど、一旦終わり。


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