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出会った瞬間を今も覚えている

12月24日。
世間でいうクリスマスイブですが、今日という日は私の人生に新たな色を加えてくれたLenny code fiction片桐航さんのお誕生日。
この人にね、本当に救われたんです。
航さんの書く歌詞がとても好き。
航さんの紡ぐ言葉に込められた優しさや温かさは、自分はこのままでいいんだと思わせてくれる。
落ち込んでたりしんどい時って元気出せよって励ましてもらうより何も言わずそっと背中をさすってもらう方が私は楽なんですが、私にとって航さんの優しさってそういう感じ。
そっと手を添えてくれる、そんな人。

コロナが流行る何年も前のこと、TVアニメでLennyを知って愛してやまないUVERworldと同じ事務所でしかも同じ滋賀県出身メンバーがいるって知って、初めてライブを観に行った。
メジャーデビューしてすぐのライブやったと思う。
4ピースバンドから奏でられる音の重厚感と初めて聴く彼らの音楽がたまらなくかっこよくて、すぐに物販でセトリに組み込まれた曲が入ってるインディーズのCDを買い込んだ。
物販の購入特典でサイン会をやってて、ライブ後の興奮をそのまま持ち込んで並んだ。
ライブでパフォーマンスしてた航さんはキュッと口を結んでちょっとおろおろしてたけどでもしっかりと目を合わせて話を聞いてくれた。
興奮してたから何を言うたか覚えてないけど、ライブ後の熱量を率直な想いをその場でアーティスト本人に伝えられることが初めてで新鮮やった。
好きになるとそこに直進しかできないので、別日のライブチケットも買ったしその年のワンマンライブも遠征した。
自分のフットワークの軽さに驚く(若干引いた)くらいにLennyの音楽に惹き込まれた。
生き甲斐がUVERworldだけだったところに、Lenny code fictionが新たに加わってくれた。
大切なものは一つだけあればいいと言うけど、一つだけじゃなくてもいいんやと思えた。

太陽が消えて 風が針になり
誰かが嫌っても それでも咲かせたい
生まれて初めてあなたに会えた日
君は一緒にいて それだけ思ってた

Flower / Lenny code fiction


いつかのインスタライブで航さんはこう言った。

「あなた達を肯定できる人でいたい」

同郷メンバーのカズさんから貰ったギターが宝物って話をしてた気がする、いつもカズさんにツンツンな航さんが教えてくれた可愛らしいエピソードにほくほくした気持ちでいた時になんの流れでそういう話になって、少し恥ずかしそうにでも優しい目でやわらかい表情でそう言った航さんを見て号泣した記憶がある。
頑張れよって言うんじゃなくて、一緒に歩ませてくれる人。
ライブ中にファンに向ける眼差しも間奏中に口パクでくれる「ありがとう」も、MCで明かしてくれる胸の内も、すごく温かくて心にじわっと染み込んで涙が止まらなくなる。
多くを語る人ではないしどちらかと言えばほんの少し口下手にも思える、少年のような人。
でも音楽やライブの中で見せてくれる姿勢でたくさんのやわらかくて温かい愛をくれる人。
私にとって航さんはそんな人。



違った速度で進むだけじゃなく
違った角度で生きてたのに
全ての1秒が重なって
「必然」が生まれた

the last words / Lenny code fiction

以前も載せたけど本当に人生の中で一生忘れることはないって曲。
この人は失いたくないなと思う人と出会ったりその人のことを思う度にいつも思い出すのはthe last wordsのこの大好きなフレーズ。
もし生まれた場所や時代が違ったとして、彼らと出会う人生じゃなかったとして、そこでまた違った素敵な人達に出会うのかもしれないけど、私は今の私の人生の中でLenny code fictionに、片桐航さんに出会えてよかった。

迷った瞬間に会いたくなった人
理由があるから守りたくなった人
出会った瞬間を今も覚えていて
下を向いた時に気付けた
そのままでいいと言われてる
そんな気がして涙が出る
同じ形 君もそのままで
僕が当たる光の後ろで

影になる / Lenny code fiction

航さんの書く歌詞が好きだ。
航さんが紡ぐ言葉が好き。
ライブ中に見せてくれるキラキラした目、ほわっとしたやわらかい表情が好き。
決して器用ではない航さんだからこそ、伝わってくる思いも温かさも愛情もすごく綺麗で大切で特別に感じるし、大事にこつこつと溜めて一生の宝物にしたい。
絶対に失いたくない人、忘れたくない人。
いつだってそっと背中をさすってくれてありがとうございます。
航さん、生まれてきてくれてありがとう。

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