修行ネコ★ハルと心の狭いわたしの物語 ⑤その差何センチ?
すでに始まっていた修行
その時、
私は
『待つ』
という修行に入ってたんだと思います。
ご飯を食べない、
動かない、
近づいてこない、
遊びに誘っても怯えるか、冷めた目で私をガン見するのみ、
という日々を通じて。
そして、想像を絶するほど対比的な保護猫グループLineの
一日で仲良くなりました
二日で触らせてくれるようになりました
三日目で一緒に遊んでます
という楽しそうな残酷メッセージ。
更に、
ちゅーるあげてみた?
遊びに誘ってみた?
いっぱい話しかけてあげて
という言葉が、
どれだけ皮肉に聞こえたか。
分かっていただけるでしょうか?
引きこもりなハルと日々過ごすうちに、『いや、もうそんなん無理やから』という『冷め冷めモード』になってゆき、
いつしかキラキラ保護猫グループとも距離をとるようになってしまいました。
しかし、それでも、根気よくやるべきだったんだと思います。
ハルとわたしの攻防 スタート
さて、『数か月後には爪を切らねば』ということで慣れてもらうという目標を持って、私なりのやり方で始めることにしました。
スズメの涙よりもご飯の量が増えてきたので、少し安心して、
お皿の位置を少し手前に変えてみました。
ベッドの下ではありますが、食べに来るようになりました。
少しだけ、ベッドから出るような位置にお皿を置いてみました。
出てこなくなりました。
又ちょっとベッド下に近づけて置いてみました。
食べません。
又さらにベッド下に近づけてみました。
食べません。
ということを実験のように繰り返していました。
頑ななハルを見てると気が滅入ってくるので、
たまにほとんど独り言ですが、カラ元気なツッコミを入れたりしていました。
↑食べに来ないバージョン(  ̄ー ̄)なんと同居ひと月後