修行ネコ★⑰ヘレン・ケラーのおしゃべり
ツンデレヘレンのお出迎え
さて、前回はあまりにもひとにゃんも声を出さないハルに対して『ヘレン・ケラー』と陰であだ名をつけたことを書きました。
そして、外から帰ってきた時に、台所のドアの向こうからハルがちょこっと顔を出すようにもなり、
一瞬、迎えに来てくれたのかしら?
と思ったのもつかの間、
「お出迎えしてくれたん?ありがとね~~~~♡」の
「おでむ」
辺りでクルット踵を返して居なくなるあたり、
なかなかのツンデレ具合は激烈営業中です。
里親も負けてはいません。
あ、もういない、というさみしさを振り切り、
「ハルちゃん、もうちょっと、お出迎え」
「はい、ママお帰り~~~~は?」
「はい、ママおかえり~~~」
とハルの背中にしつこく声を掛けます。
毎度ハルはうざそうな表情でチラリと振り返ります。
そんな日々、
それは実は平穏な日々でした。(遠い目)
ハルにとってのwater......
きっかけは、ある日突然でした。
私が朝起きてバタバタしていたとき、
あにゅる~ぅ~~~
という声らしき声が?
なんとご飯皿の側に陣取ったハルから、
聞こえてきたのでした!
にゃんは一つもなかったのですが、
どうやら
ご飯の催促のようでした。
ママは大感動でした。
泣きませんでしたが、
とうとう、私は教えてないけど、
「ワ~ラァ~(水)・・・・」
とつぶやくことができたヘレン・ケラーなのでした。
(さすがハル!すべての出来事はご飯がらみなのかもしれない)
感動したママは、
「え?なに?今鳴いたよね?鳴いたんだよね?
にゃ~~~~じゃなかったみたいやけど、にゃ~~~~ってことやんね?
もう一回鳴いてごらん?
もう一回!プリーズ」
と又しつこくやりましたよ。無視されましたけどね。
その後の自己主張がマイブームなハル
さて、ママの大感動もつかの間、
初めての「主張」は にゃん ではなかったものの。
そこは、猫科な猫ですから、
だんだんと、なろ~~~~とかうにゃ~~~~
など、猫っぽい言葉を発して
懸命にご飯アピールをするようになってきました。
そして、
なんと、
悪夢再び、
あの強烈にデカイ声の夜鳴きレベルで
早朝の!私がベッドにいる段階で、
めし~~~~~~~~!!!!!!!!
の鳴きで起こされるようになってしまったのです。
毎度毎度強烈すぎて、
涙です。
さっすが修行ネコ。
峠を越えた?一歩近づいた?と小さく喜んでいるとすぐに次なるものがいちいちオーバーな形でやってくるのですにゃっ。