チャールズ・スポルジョン『朝ごとに』2024年4月16日

18知ってのとおり、あなたがたが先祖伝来のむなしい生活から贖われたのは、金や銀のような朽ち果てるものにはよらず、
19きずや汚れのない小羊のようなキリストの尊い血によるのです。
20キリストは、天地創造の前からあらかじめ知られていましたが、この終わりの時代に、あなたがたのために現れてくださいました。
21あなたがたは、キリストを死者の中から復活させて栄光をお与えになった神を、キリストによって信じています。従って、あなたがたの信仰と希望とは神にかかっているのです。
22あなたがたは、真理を受け入れて、魂を清め、偽りのない兄弟愛を抱くようになったのですから、清い心で深く愛し合いなさい。

"The precious blood of Christ."1 Peter 1:19
「キリストの尊い血」(第一ペテロ1:19)


Standing at the foot of the cross, we see hands, and feet, and side, all distilling crimson streams of precious blood.
十字架のふもとに立つと、手も足も脇腹も、全てが尊い血の紅い流れをたたえているのが見える。

It is "precious" because of its redeeming and atoning efficacy.
その血は贖罪と贖罪の効力のゆえに「尊い」のだ。

By it the sins of Christ's people are atoned for;
they are redeemed from under the law;
they are reconciled to God, made one with him.
それによってキリストの民の罪は贖わる。
彼らは律法の下から贖われる。
彼らは神と和解し、神と一つになる。

Christ's blood is also "precious" in its cleansing power;
it "cleanseth from all sin."
キリストの血は、その聖めの力においても「尊い」;
それは 「すべての罪からきよめる」。

"Though your sins be as scarlet, they shall be as white as snow."
「あなたがたの罪は緋のようであっても、雪のように白くなる。」

Through Jesus' blood there is not a spot left upon any believer, no wrinkle nor any such thing remains.
イエスの血によって、信者にはシミもシワやその類のものは一つも残らない。

O precious blood, which makes us clean, removing the stains of abundant iniquity, and permitting us to stand accepted in the Beloved, notwithstanding the many ways in which we have rebelled against our God.
おお、尊い血!
それは私たちが色々な形で神に反抗してきたにも関わらず、私たちを聖め、多くの咎の汚れを取り除き、私たちを「神の愛する者」の一人に数えられるようにしてくださる。

The blood of Christ is likewise "precious" in its preserving power.
キリストの血は、その保護の力においても同様に「尊い」。

We are safe from the destroying angel under the sprinkled blood.
振りかけられた彼の血の下で、私たちは殲滅の天使から守られている。

Remember it is God's seeing the blood which is the true reason for our being spared.
忘れてはならない−私たちが助かった真の理由は、「神がキリストの血潮を御覧になったこと」であることを。

Here is comfort for us when the eye of faith is dim, for God's eye is still the same.
ここに、私たちの信仰の目が曇っている時の慰めがここにある、
神の目は変わらないのだから。

The blood of Christ is "precious" also in its sanctifying influence.
キリストの血は、その聖化の力においても「尊い」。

The same blood which justifies by taking away sin, does in its after-action, quicken the new nature and lead it onward to subdue sin and to follow out the commands of God.
罪を取り去って義とする同じ血は、その後続作用において、新しい性質へと生き返らせ、罪を征服し、神の命令に従うように導くのである。

There is no motive for holiness so great as that which streams from the veins of Jesus.
イエスの血管から流れ出るものほど偉大な、聖さをもたらすものはない。

And "precious," unspeakably precious, is this blood, because it has an overcoming power.
そしてこの血が「尊い」、それも言いようの無いほどに尊いのは、この血が「打ち勝つ力」を持っているからである。

It is written, "They overcame through the blood of the Lamb."
こう書かれている、「彼らは小羊の血によって打ち勝った。」

How could they do otherwise?
そうでなければ、クリスチャンはどうしようもないではないか?

He who fights with the precious blood of Jesus, fights with a weapon which cannot know defeat.
イエスの尊い血をもって戦う者は、敗北を知ることのできない武器をもって戦う。

The blood of Jesus!
sin dies at its presence, death ceases to be death:
heaven's gates are opened.
イエスの血!
罪はその存在によって死滅し、私たちの死は死ではなくなり、天国の門が開かれる。

The blood of Jesus!
we shall march on, conquering and to conquer, so long as we can trust its power!
イエスの血!
その力を信じることができる限り、私たちは征服し、進軍し続けるに違いない!





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