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『かごいっぱいに詰め込んで』本日発売です

こんにちは。暑い日々が続きますが、みなさんいかがお過ごしですか。私は時々ダウンしつつ、本格的には潰れないようだましだましやっています。

さて本日講談社さんから『かごいっぱいに詰め込んで』という小説が単行本で刊行されます。
ずっとnoteでも投稿していたので、やっと発売、といった感じです。

『かごいっぱいに詰め込んで』装丁

素敵な装画は紀さん、デザインは名久井直子さんです。
帯のコメントは町田そのこさんにいただきました。

たくさんの方のお力をお借りして、私が書いた文章が素敵な本になり、全国の書店さんに届きます。今回が6冊目の単著となるのですが、毎回「すごいことだなあ」と感激するし、そのことを考えるだけで涙が出そうになります。

一昨日は講談社さんでサイン本を作成してきました。

サイン本を作成する真下

どちらの書店さんに何冊行くのかは私には分からないので、分かり次第Xでお知らせする予定です。

Xはこちら↓
https://twitter.com/mikoto_mashita


この小説はあるスーパーを共通の舞台として五人の主人公を描いた連作短編集です。各話のあらすじはこんな感じです。

『かごいっぱいに詰め込んで』各話あらすじ

五話の主人公たちはそれぞれ年齢も性別もバラバラで、抱えているものもそれぞれ違います。
これは私にとって大きな挑戦で、自分とは違う属性を持つ人について、何を考えて生きているのか思いを馳せながら書いた記憶があります。

最近この小説を先に読んでくださった方とお話しする機会があったのですが、お話しした後に、自分の小説観が以前と変わっていることに気づきました。
これまでは「生きていても良いことなんてない」という私の人生観が結構そのまま現れた作品が多かったと思います。後味が悪かったり、バッドエンドだったり。
しかし今は少し違います。「生きてたら良いことあるよ」なんて無責任なことは言えません。ただ、「辛いこともあると思うけれど、それでも私と一緒に生きることを選んでくれないかな」と祈るような気持ちで小説を書いています。

この小説が世に出て、どのような受け止められ方をするのかは全然分かりません。しかし五人の主人公たちが「もう無理かもしれない」という気持ちを胸にスーパーを訪れたように、読んでくださった方にとって、この小説が生きる上でのお守りのようになれば良いなと思っています。

五人の主人公のうち、誰に一番共感するのかは人によって違うと思うし、だからこそどんなふうに読んでいただけるかをとても楽しみにしています。

お問い合わせ、お取り寄せの際はこちらの画像を書店員さんに見せていただくと便利かと思われます。

 『かごいっぱいに詰め込んで』書籍情報

ぜひこの画面をスクリーンショットなどしていただき、お近くの書店さんに足を運んでくださると嬉しいです。

そのほか詳しい情報に関してはこちらのページにまとまっております。

書店さんの在庫などを調べる際にご活用ください。

それではみなさま、お暑い日が続きますが、どうかお健やかに。
『かごいっぱいに詰め込んで』をどうぞよろしくお願いします。

それでは。

真下みこと

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