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自己紹介(という名の単著紹介)

初めまして。真下みことです。
noteを始めたということで、こちらは名刺がわりの記事です。
主に単著の説明になるかと思います。随時更新していきます。

真下みことって何者?

まずは簡単なプロフィールから。
私は2019年『#柚莉愛とかくれんぼ』で第61回メフィスト賞を受賞し、2020年同著でデビューした小説家です。
1997年生まれで、2022年3月に早稲田大学大学院を修了しています。

ということでここからは単著の紹介をしていこうと思います。



①「#柚莉愛とかくれんぼ」(講談社)

メフィスト賞を受賞した、私のデビュー作である長編小説です。
簡単なあらすじはこんな感じ。

3人組アイドルグループのメンバー・青山柚莉愛。
メジャーデビューを目指すも売り上げ目標を越えられず焦る日々。
ある日マネージャーの提案で動画配信ドッキリを実行し、ファンの混乱がSNSで広がっていく。
騙されたファンの怒りの矛先はマネージャーや事務所ではなく柚莉愛本人に向かってしまい――。

講談社BOOK倶楽部

かなり不穏な感じですが、中身もちゃんと不穏です(?)
240ページと薄めで文庫なので、はじめの一冊に是非!

リンク先から試し読みができます!


②「あさひは失敗しない」(講談社)

受賞第一作の長編小説である本作。最近文庫が出ました。

あらすじはこちら。

あさひの母親は、心配事をあらかじめ避けたり、小さくしておいたりしてくれる人だった。
不安な時には「あさひは失敗しないから」というおまじないをかけてくれた。
そのおまじないはいつしか呪縛になってーー
大好きだったお母さんとも、大学での友達ともうまくいかなくなり、追い詰められたあさひがとる衝撃の行動とは?

講談社BOOK倶楽部

こちらも結構不穏ですね。表紙がとても可愛いので見てみてください。

リンク先から試し読みができます!

③「茜さす日に嘘を隠して」(講談社)

青羽悠さんと共作した連作短編集(青羽さんの作品は「青く滲んだ月の行方」)。書名と同じ名前のアーティスト「茜さす日に嘘を隠して」による各短編に対応した楽曲があります。
……ちょっといきなり言われても意味がわからないですよね。

あらすじはこちらです。

就活面接でうまく話せず、彼氏とも疎遠な日々に思い詰める皐月、
寂しさを埋めるため、急に人と会いたくなる衝動を抑えきれない愛衣、
自分の経験を切り売りして曲を作り、シンガーとして活動する文、
大切な友達に言えない秘密を抱えながら過ごす智子ーー
誰かに理解してほしい葛藤をひとりで抱える、"大人未満"の4人の物語。

講談社BOOK倶楽部

楽曲は全てサブスクで配信されており、YouTubeでMVを見ることができます。第一話から第五話まで全部で五話分あるのですが、第一話のMVがこちら。

全曲シンガーはみさきさんで、私は全曲作詞をさせていただいています。

曲を聴いて「この曲は一体どんな小説と繋がっているのだろう?」と気になった方は是非!

こちらから試し読みができます。


④「舞璃花の鬼ごっこ」(TOブックス)

文庫書き下ろしの長編小説です。
あらすじはこちら。

「さあ、”鬼ごっこ”を始めるよ」
ある日、SNSで大人気の謎の少女・舞璃花(まりか)が宣言する。
号令のもと集う、引きこもりがちなファン4人組。
疑似家族として彼らは、ある就活生の人生を台無しにするために動き出す。
執拗なまでのストーキング、なりますし、SNSのデマ情報──
彼女をどこまでも追い詰めていく。
”鬼ごっこ”の本当の意味とは? 舞璃花の正体は?
正体不明の少女が謀る転落人生ゲーム! その結末にあなたは必ず震える!  
「悪いことをしたら、裁かれるべきだよね?」

TOブックス オンラインストア

再び不穏系ですね。是非手に入れて震えていただけると嬉しいです。

公式オンラインストアはこちら。


⑤「わたしの結び目」(幻冬舎)

幻冬舎さんから単行本で発売された長編小説です。

あらすじはこちら。

自殺なんかじゃない。あの子を殺したのはわたしなんだよ。

転校生の里香は、クラスで浮いていた彩名と仲良くなるが、徐々に彼女の束縛がエスカレートする。彩名の親友が事故死したことを知った里香が死の真相を探るうち、「あの子を殺したのはわたしなんだ」と彩名に告白される。それを境に、持ち物がなくなったり、机に花瓶が置かれたり、不穏な出来事が里香に続く。「あの子の時と同じだ」と噂するクラスメイトたち。なぜ彩名は里香を追い詰めるのだろうか――。

幻冬舎

こちらは第5回ほんタメ文学賞たくみ部門にノミネートされました。ノミネートという言葉が人生で初だったので、とても嬉しかったです。

さらにこちら2023年の夏頃、重版出来しました。私にとって初の重版出来で、連絡が来た際に泣いて喜んだのをよく覚えています。

表紙のデザインも本当に素敵で、是非お手に取っていただきたい一冊です。

こちらから試し読みができます。

⑥「かごいっぱいに詰め込んで」(講談社 )

こちらは8月に講談社さんから発売された単行本です。

あらすじはこちら。

「いいなあ、幸せそうで」

スーパーを訪れる5編の「生活」。

寿退社をして主婦となり、子どもが手を離れた美奈子。社会に出て働こうと思い立つがーー。
(「おしゃべりなレジ係」)

高校生の頃からの癖によって痩せた、大学生の流花。しかし「ぶた」と呼ばれた昔の自分を未だに許せずーー。
(「小さな左手」)

マッチングアプリで遊ぶようになった亮。自分がSNSで要注意人物として晒されていると知りーー。
(「気をつけてください!」)

婚活アプリで出会った貴文と結婚した咲希。出産した友達に「次は咲希の番だね」と言われ、咲希も妊活を始めるがーー。
(「なわとびの入り方」)

早期退職した哲郎。再就職先もできず、妻にも愛想をつかされ、公園のベンチで昼食をとる日々が続きーー。
(「不機嫌おじさん」)

講談社

こちらはあるスーパーを舞台とした連作短編集です。生活の話ですし、「わたし」の話ですし、社会の話でもあります。

セルフレジ化が進む中で、取り残されてしまうような気持ちを掬いとれたらと思って書いた小説です。

こちらから試し読みができます。


最後に


気になる一冊は見つかりましたか?
是非お手に取っていただけますと幸いです。

真下みこと

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