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突然友達に会いに行った話

以前旦那の転勤で住んでいた場所に、娘が幼稚園時代から仲良くしてくれている友達がいる。この子とは、不思議な縁がある。幼稚園に入る前の慣らし保育でたまたま隣同士になったのだが、ママ同士が同じ歳、同じ誕生日月。娘同士も同じ歳、同じ誕生日月。以前私が父の転勤で住んでいた家の近くにスーパーがあり、大学時代その子の旦那さんがそのスーパーの文房具売り場でバイトしていたそうなのだ。私は高校3年までその場所にいたので、1つ歳上のその子の旦那さんとはそのスーパーで会っていた可能性がある。その県は出会った場所とは相当離れた場所だし、普通に考えたらこんな偶然あるわけがない。

私達親子3人は、旦那の会社があるだけという、縁もゆかりもない場所に引っ越したので、分からない事や不便に思った事などをこの子が様々教えてくれた。子供の遊び場所にいい所や、美味しい魚屋さんや、ちょっと離れた場所にある美味しいお菓子屋さん、ご近所さんに遭遇しないゴミ回収場所‪w、子供が幼稚園に通うようになると、一緒にランチに連れて行ってくれたりした。

私の娘は向こう見ずに興味のある事は何でもやってみる性格だが、その子の娘ちゃんは引っ込み思案なので、私の娘がその子の娘ちゃんを引っ張って、2人で新しい事を次々と挑戦していくように遊んでいた。

私の旦那の転勤で、再び以前住んでいた社宅に引っ越す事になっても、夏休みや春休みに新幹線でお互いの近所に1回づつ行く事が出来た。

そして、私の旦那が死んでしまい、実家暮らしになるとしばらくしてコロナ騒動になった。なかなか遊びに行けないけれど、LINEのビデオ通話をしたりしてしゃべっていた。

でもねー。お互いに起きた事をやっぱり直接会って話がしたい‼️総理大臣も代わって、緊急事態宣言は解除されたし、何だか今がチャンスな気がする。直感に従ってみて、急だけど、今週末遊びに行っていいか聞いてみよ。

そうして連絡をすると、たまたまその日は仕事も休みだし、おいで!と言われたから、翌日すぐに新幹線に乗って会いに行ってきた。

結論から言うと、然るべきタイミングだったな…と思う事だらけだった。田舎の山奥の牧場に連れて行ってもらって、ゆっくり話した時には、その子の旦那さんの事やその子のお父さんの事や、その時に聞いていて良かったと思う事が沢山あったからだ。そして、子供達と親同士で別々の部屋でカラオケに行き、歌って笑って、沢山しゃべって、娘も昔から知ってる唯一の親友だからと本当に幸せそうに笑っていた。

そして、その子のお母さんが畑で野菜を作っていて、その子があるきっかけで釣りを趣味にしている話を聞いてから、半分農業、半分自営業で生きて行くのが最強だと分かった。地震が来ても、畑で作った野菜と釣ってきた魚で庭のかまどで料理したりできる。ちょっと羨ましくも思い、今は秋だけど私に出来る事と言えばこれぐらいかな?と、庭のすみっこに園芸売り場から買ってきた野菜の種を埋めた。

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