死んだあとに残るもの
魚を数える時、1尾、2尾…
哺乳類を数える時、1頭、2頭…
生き物を数える時の単位は、死んだ後に残るものだそう。魚は尻尾。哺乳類は頭部。
じゃあ人間は?
1名、2名…
名前が残る。
死んで残せるのは名前だけなのだ。お金でもない。もちろん頭でも尻尾でもない。
Spicaもシリウスも大好きな曲のひとつだが、こういう真理が含まれているからかもしれない。
退行催眠などで前世の名前を知った人が、昔の文献などからその名前を知ったという話を聞いた事がある。
旦那が死んでしまって1年が経って、この3次元世界に目に見えて分かるものとして残っているのは、本当に旦那の名前だけだ。名前を呼んだら、そこに居るような気がする。こちらの自己満足だが、名前があって良かった。