リウマチでの引っ越し
リウマチを治すために、東京で信頼できる先生を頼って、頑張ってみようと思いました。
と、言っても、京都から一人で、東京へ引っ越して来ることは、とても勇気のいることでした。
まず、自分のリウマチが、快方へ向かうのか、わからない。
リウマチという病気は、まだあまりよくわかっていない病気なので、先がみえないのです。
ただ、関節リウマチは、昔は治らない病気と言われていたけど、今では普通に日常生活に戻って普通の人とかわらない生活できる人も、増えている
私も先のことはわからないけど、東京へ行くことで、少しの希望を持ちました。
リウマチを抱えて、京都にひとりで暮らすのは、辛かったのです。
それは、京都で、数年前、大事な人を病気でなくしたから。京都は、私にとっては、とても想い出の多い辛い場所であり、孤独になった場所でもありました。
それなら、心機一転、東京で頑張ってみようと思ったのです。
引っ越しは、とても時間がかかりました。
その中で何度も何度も自分自身に、問いかけました。
今、私の判断は良かったのかどうか。とんでもなくバカなことをしてるのではないか。
ただ、その時は、リウマチを治すよりも、京都から逃げたい気持ちが大きかった。
京都にひとりでいたときの自分は、間違いなく鬱病でした。毎日、暗い部屋の中で鬱々と、ひとりで暮らしてました。
そのまま京都にいたら、自分自身はダメになってしまう、と思ったから。
そして、昨年の10月、東京の中野へ引っ越してくることができたのです。
引っ越しはとても大変でした。
カラダ中が痛いのに、荷物を運んだり、部屋をキレイにしたり。
普通の人なら、そんなに大変ではないかもしれません。
ただ、私は、関節リウマチのため、人の倍以上時間がかかってしまう。
カラダが痛くて、不安で号泣したり、いろいろできないことが多くて、ほんとにこれでよいのか、何回も何回も同じことを考えながら、ゆっくりゆっくりすすめていきました。
その中で、優しい業者さんに助けられて、なんとか無事、引っ越しを終えることができました。
でも、引っ越しをしたものの、困ったことの連続でした。
まず、引っ越し時期は、増税の時期でしたので、家電が手に入らない。
増税前の9月に、駆け込みで家電を購入する人が多くて、配達設置してもらうのに、とても時間がかかりました。
うちは、家電と言っても、洗濯機しかおいてませんが、設置に3週間かかりました。
痛いカラダを引きずりながら、コインランドリーに通ったり、部屋のシャワー室で洗ったり、なんとか暮らしていました。