PLTR パランティアの財務分析(2023年12月期1Q)
1.遵守事項
(1)金融商品取引法に関すること
有償、無償を問わず、有価証券およびその他の証券の価値判断の提供、個別銘柄推奨、インサイダー情報の提供、相場操縦といった不公正取引にかかる行為に関与しないことを誓約致します。有償による情報提供の意図はなく、投げ銭はお控えいただきますよう、何卒宜しくお願い致します。
金融商品取引法に定める「投資助言・代理業」、その他の金融商品取引業者としての登録を要し得る行為を行わないことを誓約致します。無登録営業の撲滅を切に願っております。
投資判断にあたっては、自己責任であることにご留意願います。
(2)著作権に関すること
情報の引用においては、必ず引用元を示します。
有料記事については、リンクの掲載を行うことはありますが、発行元の許可を得ることなく記事の内容、図表などの掲載は行わないことを誓約致します。また、無償のレポート等における引用においては、著作権法に定める「引用の要件」を遵守し、無断での転載・複製を行わないことを誓約致します。
(3)その他
こちらの記事は、国内外の上場企業をテーマに上げることもありますが、あくまで産業や企業を分析することを目的としており、株価の検証を行うことを目的としておりません。
また、株価や投資判断(売買タイミング、強気、弱気等相場の見方等)にあたってのご質問についてはお答えすることができませんことをあらかじめご留意願います。
2.PalantirのKPI確認(2023/3末 1Q時点)
(同社のIRプレゼンテーション資料より引用)
■表A キャッシュフロー推移
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/105154687/picture_pc_34b231a637c64fc05a218f9632f976f7.png?width=1200)
■表B EPS・純利益推移
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/105154705/picture_pc_2a6119e6445b1512a617b50c9ef738db.png?width=1200)
■表C 政府向け、コマーシャル向けの増収率(前年同期との比較)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/105154734/picture_pc_d44010b2c0ce35f6ef1c6ce161d2af11.png?width=1200)
3.PalantirのP/L(2023/3末 1Q時点)
■表D 損益計算書(同社の8-Kより引用し、筆者が一部編集)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/105154787/picture_pc_9e0b355d315eed2e8c512f0a34c2deec.png?width=1200)
・着実な売上増加の印象
・SBC(Stock based compensation)の減少によるコスト減少は顕著。粗利益率の増加に直結している印象。
・営業利益ベースは初の黒字。
・利息収入増加も増益に大きく寄与
4.PalantirのB/S(2023/3末 1Q時点)
■表E 貸借対照表(同社の8-Kより引用し、筆者が一部編集)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/105157253/picture_pc_e060630010cce1d3f8be2a1b51083b3f.png?width=1200)
・潤沢な純資産を背景に、手元資金を厚く保有。この傾向は上場来これまで変化がない印象です。
・今期は米国短期債券を爆買いしています🌋
・SPAC投資と思われる資産は、それほど大きくない印象。
・自己資本比率は76%で、無借金企業。これまで、上場前に繰り返された増資のおかげで(国防総省系、CIA系のファンドも出資していましたね)、潤沢な純資産があることを念頭においておく必要がありそうですね。
5.PalantirのC/F(2023/3末 1Q時点)
■表F キャッシュ・フロー計算書(同社の8-Kより引用し、筆者が一部編集)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/105157358/picture_pc_673f5aff12ff43c78d226a97574be2dc.png?width=1200)
・営業キャッシュフローは大きな黒字!!
・その最大の要因は、利益の増加、次に前受収益の増加。受注拡大のトレンドを示していますね。
・見る方によって重視するポイントは異なると思いますが、私が評価する本業の稼ぐ力は高まっている印象を感じました。
6.おわりに
今回のEarning Calllもぜひ皆様にも聞いていただきたいと思います。
詳細はスペースでお話しますが、彼らのパーパスは、株主だけでなく、あらゆるステークホルダーに対するメッセージだと思います。
そして、S&P500への組入期待が一気に高まったことも、earning callでは繰り返し説明されてました。
本日は以上です。大変ありがとうございました。