【米国株財務分析】マイクロン2022/3Q
1.遵守事項
(1)金融商品取引法に関すること
有償、無償を問わず、有価証券およびその他の証券の価値判断の提供、個別銘柄推奨、インサイダー情報の提供、相場操縦といった不公正取引にかかる行為に関与しないことを誓約致します。有償による情報提供の意図はなく、投げ銭はお控えいただきますよう、何卒宜しくお願い致します。
金融商品取引法に定める「投資助言・代理業」、その他の金融商品取引業者としての登録を要し得る行為を行わないことを誓約致します。無登録営業の撲滅を切に願っております。
投資判断にあたっては、自己責任であることにご留意願います。
(2)著作権に関すること
情報の引用においては、必ず引用元を示します。
有料記事については、リンクの掲載を行うことはありますが、発行元の許可を得ることなく記事の内容、図表などの掲載は行わないことを誓約致します。また、無償のレポート等における引用においては、著作権法に定める「引用の要件」を遵守し、無断での転載・複製を行わないことを誓約致します。
(3)その他
こちらの記事は、国内外の上場企業をテーマに上げることもありますが、あくまで産業や企業を分析することを目的としており、株価の検証を行うことを目的としておりません。
また、株価や投資判断(売買タイミング、強気、弱気等相場の見方等)にあたってのご質問についてはお答えすることができませんことをあらかじめご留意願います。
2.会社概要
マイクロンテクノロジーは、1978年に設立され、アイダホ州ボイシに本社を構えています。
メモリおよびストレージ製品の設計、製造、販売を世界的に行っています。
同社は、4つのセグメントを通じて事業を展開しています。
・コンピュート&ネットワーキングビジネスユニット
・モバイルビジネスユニット
・ストレージビジネスユニット
・エンベデッドビジネスユニット
メモリおよびストレージ技術は、高速データ検索を実現する低レイテンシのダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ半導体デバイスであるDRAM製品、不揮発性で書き換え可能な半導体ストレージデバイスであるNAND製品、高速読み出し速度を実現する不揮発性書き換え可能半導体メモリであるNORメモリ製品を、マイクロンおよびクルシアルのブランド、ならびにプライベートブランドで提供しています。
クラウドサーバー、エンタープライズ、クライアント、グラフィックス、ネットワーク市場、およびスマートフォンなどのモバイルデバイス市場向けのメモリー製品、エンタープライズおよびクラウド、クライアント、コンシューマーストレージ市場向けのSSDおよびコンポーネントレベルのソリューション、コンポーネントおよびウェハーのその他のディスクリートストレージ製品、自動車、産業およびコンシューマー市場向けのメモリーおよびストレージ製品を提供しています。
直販部隊、独立系販売代理店、流通業者、小売業者、ウェブベースの顧客直販チャネル、チャネルおよび流通パートナーを通じて製品を販売しています。
3.財務分析
(1)KPI
■表A 業績サマリー(マイクロンのIRプレゼンテーション資料より引用)
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■表B ガイダンス(予想)(マイクロンのIRプレゼンテーション資料より引用)
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■表C 製品・売上高構成(マイクロンのIRプレゼンテーション資料より引用)
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■表D 損益計算書(P/L)(マイクロンの10ーQより引用)
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大幅な増収増益となっており、メモリー市況の減速懸念はあったものの、実績ベースでは堅調と言えます。
■表E 貸借対照表(B/S)(マイクロンの10ーQより引用)
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今回のB/Sも前回四半期決算と同様に、在庫増加に伴う運転資金増加が特徴。ただし、利益剰余金でカバーする構造。
■表F キャッシュ・フロー計算書(C/F)(マイクロンの10ーQより引用)
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営業CFは増加。運転資金増加を跳ね返す勢い。
そして投資キャッシュフローも設備投資が潤沢。さすがMU
■表G 在庫と設備状況(マイクロンの10ーQより引用)
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在庫増加の要因は仕掛品が増えてしまったこと。設備投資は旺盛です。
■表H 資金調達状況(マイクロンの10ーQより引用)
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