あなたの子が医療的ケア児だったら(心)
あなたは自分の子にどんなことを望みますか。優しい子になって欲しいとか、逞しい子になって欲しいとか、特技をもたせたいとか、立派な職業に就いて欲しいとか色々な思いをもたれているかと思います。
でもたった一つだけ。どうしても譲れないものがあるとしたら何でしょう。
私の場合それはたった一つ「幸せになってほしい」
それだけ。
一生の中で、女性にとって出産は大きな出来事です。妊娠してから出産まで、毎日気を配りながら生活して、産むときは「これ死んじゃうんじゃないの」ってくらい痛い思いをして。それでも自分の子を初めて抱くと、頑張ってよかったなぁって思えます。
でもその子がもし健康ではなかったら。産まれたのに産声を上げず、チアノーゼを起こして紫色になり、人工呼吸をしながら救急車で運ばれていったら。またその子が脳性麻痺を起こし、おっぱいを飲むこともできず、経管栄養や痰の吸引を欠かすことができない医療的ケア児になったと医者に告げられたら。
頑張ってよかったと、あなたは思えますか。
「この子は幸せになれるんだろうか。」
医療的ケア児を出産するということはこういうこと。
どん底のスタート。ですよねw
でもそれって本当に「最悪」なのかな?
それが本当のスタートでした。
このマガジンではそんなどん底な私がどのように立ち上がっていったのか。また医療的ケア児のいる生活ってどんなものかを詳らかに書いていきたいと思います。私と同じように悩んでいる方いらっしゃったら是非見ていただけると幸いです。
私の最初のnoteを最後まで読んでいただきありがとうございました。