先祖を振り返る月
個人的に10、11月は先祖を振り返る月のような感じがここ数年しています。
私の大切な人たちは、この月に亡くなることが多く、心身ともに、けっこうズタボロです。
先日も、3年前に亡くなった父方の祖母が掃除していたという墓の子孫の方がいらして、とてもお世話になったということでお菓子を置いていかれました。
不思議な体験でした。
私が直接知らない人を先祖が教えてくれているような。
私の父方の祖父は、私が3歳の頃に亡くなりました。
私は、父方も母方も祖父母が現在もうおらず、それが自分では弱点だと思っています。
記憶がある頃には、父方の祖母しか生きておらず、祖父というものの記憶があまりありません。
亡くなった父方の祖父の話を聞くと、自分との共通点が多く、会ったことがないのに、会って話がしたいなあと思うことが多々あります。
京都に行くのが好きだったり、京都以外でも自分の興味のあることだったらどこへでも出かけたり、人に会いに行ったり。
多趣味だったこと。
書くことが好きで、よく専門誌に投稿して掲載されていたこと。
人をよく繋げる人だったということ。
葉書や手紙をよく書いていたということ。
最後のことについては、ほんのり記憶があります。近所のポストに、肩車して連れて行ってもらった記憶。
私も幼稚園に上がったら旅のお供にされる予定だったそうです笑
色んな話をしたい祖父母がいないことで、けっこう寂しい思いをしている私ですが、身近な人が亡くなるたびに、決意することがあります。
やりたいことを今すぐにやろう。
何かにつけ、けっこう唐突に行動している私で、その行動力に目を見張られることも多くあるのですが、それは性格的なところだけではなく。
ある意味、決意なのです。
後でああしておけば良かったとか、老後にこれしようとかそういうのはなく。
ただただ今を生きて、やりたいと思ったことを計画し、実行するのみ。
人間いつ死ぬか分からないし、いつまで生きるかなんて賭けでしかない。
賭けに、こちらからのる必要はなく、100年時代とかどうでも良く、ただただ自分を生きるのみ。明日死ぬかもしれない、そのときに後悔しないように。
最近、考えることが多すぎるので、自分のやりたいようにやってみるのも手かなと開き直り始めました。
こうやって考えるのも10、11月ならではです。
来週は大切な人の供養に行こうと思います。
もうすぐ8周忌。
きっと見守ってくれていて、最悪の事態を逃れていると思います。
いつもありがとうございます。
何かの折に思い出す。
そんな月もまたよろしです。