「なぜ君は総理大臣になれないのか」を観て思うこと (ただの女性会社員が社会問題について考えてみた:2020年7月23日)
話題の映画、「なぜ君は総理大臣になれないのか」を観てきました!観ていて目頭が熱くなる本当にいい映画でした!!全国民に勧めたいくらいです(笑)どこがいい映画だったのか、まず小川淳也さんのキャラクターがいいですよね!純粋で、やや不器用で、熱血で、政治に対する熱い想いがあって‥‥私の政治家に対するイメージとはどちらかというと真逆の素敵な人だと思います(笑)
ちなみに、私の今までの政治家に対するイメージは、学生時代にとある先生の発言で形成されました。その先生の名前も、その先生の科目が何だったのかも今は思い出せないのですが、その先生のその言葉だけは今も何故か強烈に覚えています。「政治家ってね、どこを見ているのかわからない目をしているでしょう?嘘ばっかりついているとそういう目になるんですよ。」その言葉を聞いてから、私はニュース等で政治家が話しているのを観る度に、彼らの目をよく見るようになりました。すると、たしかにほとんどの政治家は発言中に目が泳いでいたり、目が虚ろだったりしていて、どこを見ているのかよくわからないことに気が付きました。その後、私は急速に政治家という人達に興味を失くしていきました。
ただ、「なぜ君は総理大臣になれないのか」という約2時間のドキュメンタリー映像の中で小川淳也さんの目はただの一度も「どこを見ているのかわからない目」にはなっていませんでした。彼の目は、真剣に相手を見るか、笑って目を細めるか、自己の内面を見つめるように下を向くかはしても、常に目の焦点は合っていました。そして、彼の目の奥には常に光がありました。
また、小川淳也さんのキャラクター以外のこの映画の見所は、ここ20年くらいの政治の様々な山場を感じることができることです。小泉元首相の郵政民営化や、民主党政権の誕生と分裂、希望の党、立憲民主党、国民民主党の誕生、森友学園問題、統計不正問題、そしてコロナ禍。様々な政治の流れの中で小川淳也さんがどう踠き、どう考え、どう乗り越えたのかを知ることで、今まで一般人にはあまり実感の湧かなかった政治の問題が、生々しくリアルな問題として感じられました。そういった意味では、政治に今まではあまり興味を持てなかった一般人の方にこそ、この映画はオススメできるかもしれません。
また、「なぜ彼は総理大臣になれないのか?」ということを考えてみると、私は小川淳也さんのこれからに期待したくなりますね!小川淳也さんが総理大臣になるチャンスはまだまだあると思いますし、私はできたら小川淳也さんのような誠実な政治家に日本の未来を任せたいと思ったりします。もし小川淳也さんが総理大臣になったら、「まさか君が総理大臣になるとは」というタイトルで、大島新監督はぜひ続編のドキュメンタリーを作って欲しいですね(笑)
映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」公式サイト:
http://www.nazekimi.com/