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【感激!】オーストラリアのレディーファースト

こんにちは、Mikoです!

今回は、私がオーストラリアにワーキングホリデー(以下ワーホリ)で滞在中にしてもらった、感激したレディーファーストをご紹介しようと思います。

大きいスーツケース

私は、オーストラリア入国した時、大きいサイズのスーツケースを持って行きました。今考えると、現地で買えばいいものまであれもこれも入れてましたね。長期の海外生活が初めてだったんで、かなりビビってたんです。

ワーホリ民は学業にも仕事にも縛られない為、オーストラリア各地の移動を楽しむ場合が多く、私も好きな場所に住んだり旅行したり、頻繁に引越しをしていました。

そんな移動の際に毎度持って行かなければならないのがスーツケース。

デカい…。そして重い…。

駅や商業施設など、エレベーターがある場所はもちろん使いますが、無い事もあり、その場合は階段を使うしかありません。

(階段を見上げて)
はぁ…上り階段か。しょうがない、さてと行くか…!よいしょっ…

スーツケースを持ち上げようとすると…

「Need help?! (手伝おうかい?!)」


威勢の良い男性の声。

私「あ……Yes, please! (お願いします!)」

そして彼はヒョイっと私のスーツケースを軽々と持ち上げスタスタと階段を上り、あっという間に上まで運んでくれました。

私「Thank you! (ありがとう!)」

男性「That‘s alright! (いいってことよ!)」

そして何事もなかったようにそのまま足早に去っていった。

粋なヤツ……。(感謝)

その後もオーストラリア各地で必ずと言っていいほど、「スーツケース+階段」の場面になると、私がそのスーツケースを持ち上げる間もなく、どこからともなく力持ちが現れ、スーツケースを目的地まで運び、そして華麗に去っていきました。

こちらが困る間もなく先手を打ってきてくれるのがとにかくすごい。そのアンテナの感度よ。
忙しい駅の階段でも常にそういった人が現れるので、なんだか一種のチームワークの様なものさえ感じました。

ゴミ袋

回転寿司屋でウェイトレスとして働いていた頃、ゴミ捨ての仕事がありました。

お寿司で使う魚の廃棄部分がたくさん入っており、水分があるので結構重いんです。指定されている昔懐かしい黒いゴミ袋に入れ、店の外にある大きいゴミ箱に入れます。海外の映画とかでたまに見かける、タイヤをゴロゴロ転がして移動するアレです。
重くて大きいゴミを背の高いゴミ箱に入れるのは、胸の位置あたりまで持ち上げないといけないので、ちょっとした重労働でした。

そんなゴミ袋を2つ両手に持ってゴミ箱に向かってヨロヨロ歩いていると、男性の声が。

「Need a hand? (手伝おうか?)」

通りがかりのオフィスワーカー風で、手ぶらに白いシャツ、会社のIDのような物を首からぶら下げていました。

ちゃんとゴミ袋二重にしてるし魚臭くはないけど、いや、でも…

ゴミだよ…?


でもせっかく申し出てくれたし、ちゃっかり者の私は、またもや

私「Really? Yes please! (いいの?じゃあお願いします!)」

男性「Sure! Here you go! (モチのロンよ!ホーラヨっと!)」

私「Thank you!(ありがとう!)」

そして爽やかな笑顔を見せて去っていきました。

やるじゃん……!(キュン)

小さな男の子までもが

オーストラリアに滞在して気が付いた事のひとつが、後ろの人の為にドアを押さえてあげる習慣。これは性別問わずよく見られる光景です。

そんなの日本でもあるじゃんと思うかもしれませんが、そのレベルの違いを目の当たりにした出来事がありました。

ショッピングでとあるお店に立ち寄った際の事。私の前に、6歳くらいの小さな男の子とそのお父さんが手を繋いで歩いていました。入口のドアに差し掛かり、お父さんが先に入り、次に男の子、その少し後ろが私でした。
その時です。まだ私はドアまで数メートルあったにもかかわらず、男の子が小さな両手と体を使って重いであろうドアを支えて私を待っていてくれたのです!こちらを見て顔に微笑みを浮かべながら!

なんと可愛い……!!!(ズキューン!!)


そうなんです。これは個人差や急いでいる度合いもあると思いますが、後ろの人がまだ少しドアから離れていても、押さえて待っていてくれるという事が結構あります。こちらに「はい、どうぞ〜」と言う様な微笑みをくれながら。

私はなんだか申し訳ない気がして、いつも小走りでドアを受け取りに行ってました(笑)。そしてそれが今回小さな男の子によるものだったので、とっても驚きました。

その間お父さんは、男の子が持っているドアには一切手を貸さず、男の子の様子をそっとを見守っていました。

私「Thank you!」

私はドアを受け取り、男の子に笑顔でお礼を言いました。
するとお父さんが男の子に…

「Well done! (良くやった!)」


満面の笑顔で男の子を褒め、男の子もまた照れながらも誇らしげな顔で、嬉しそうに再びお父さんの手を繋いで歩いて行きました。

なに、このステキ親子……!!!(感動)


私、男の子、その父親、三方よしの完璧なシチュエーション。父から子へのすばらしい教育だと思いました。

ああやって、あの男の子は紳士になっていくのか……。いや、むしろすでに紳士。

まとめ

今回は「レディーファースト」という特別な言葉を使いましたが、詰まる所周りの人への「心遣い」「やさしさ」なのかなと思いました。

女性だから、男性だから、年上だから、
はたまた立場が上だから、お客さんだから…

そういった立場を抜きにして、単純に「大変そうだから」とか「喜んで欲しいから」といった気持ちで私も周りの人にプチハッピーをあげられたらいいなと思います。

ちょっとした優しさが、今日その人をハッピーにして、そのハッピーがまた他の人のハッピーを作る…。幸せの波紋ですね。

余談ですが、たまに「Mikoは脳内お花畑」って言われる事があります(笑)。でも、

お花畑が脳にあるなんて素敵じゃないですか?(笑)

そしてまたこういった発言が、そう言う人をさらに呆れさせるんでしょうね…。でも、むしろ私は養分あげてどんどん育てたいくらいです。脳内お花畑上等!

今日もみなさんの1日が良いものになります様に♪ 最後までお読みいただいてありがとうございました!

オーストラリアワーホリでのお仕事シリーズ。こちらもどうぞ!


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