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【海外安宿ドミトリー】日本人がやりがちな迷惑アイテム3選

こんにちは、Mikoです!

私はワーキングホリデーでオーストラリアとニュージーランドに滞在中、しばらくの間バックパッカーズやユースホステルという安宿に泊まりながら移動して旅行していました。安宿は一般的なホテルとは違い、豪華な設備やサービスなどはありませんが、あえて泊まるメリットもあります。

〈安宿に泊まるメリット一例〉
・ドミトリーに泊まる事で費用を抑えられる
・作ろうと思えば友達が作れる

ドミトリーというのは相部屋の事です。2段ベッドが複数配置してあり、4人〜8人くらいまでが一つの部屋に泊まります。男女一緒の部屋は安く、性別が分かれた部屋は少し高いのが一般的。
世界各国からくる旅行者が集う相部屋。気が合えばそのまま一緒に食事をしたり、観光に行ったりして友達になる事もあります。
色々な性格や国の人が一つの部屋で過ごすからこそ、お互い気持ちよく過ごす事は大切です。

今回は、そんな安宿で「コレ迷惑がられた!でも日本人ってこれ持って行きがちだよね」という迷惑アイテムを3選ご紹介します。

ツアーやフライトなどで、自分だけ朝早く起きて出かける事も多いので、みんなが寝ている時に暗く静まり返った部屋で身支度やパッキングをしなければなりません。
周りの人を起こさない様にできるだけ音を立てずに、手早く準備をしたいものです。そして一応女子なので朝の美容ルーティンも諦めたくない。合言葉は「静かに、素早く、私らしく」です。

「えー、いつ出てったのか気付かなかった〜!」

そう思わせたら「勝ち」です。

今でこそすんなりできるそれらですが、当時の私と友人は安宿の経験も無く、ドミトリーでうまく立ち回る術を知らなかったのです…。

では「迷惑アイテム3選」いきます。

①振るタイプの日焼け止め

この日、私は日本人の友人の「Yちゃん」と2人で旅行しており、女子専用ドミトリーに泊まっていました。私達は早朝に部屋を出なければならず、他のみんなが寝ている中、いそいそとチェックアウトの準備をしていました。

部屋には洗面所兼バスルームが1つ付いていており、そこだけは扉が閉まるので唯一電気を付けられる空間でした。そこで日焼け止めを塗ったりメイクをしたりします。

日差しの強いオーストラリアでは日焼け止めを塗るというのは朝の大切な習慣。ですが、オーストラリアの日焼け止めはドロっとした真っ白い液体タイプが多く、白浮き、ベタつき満載のテクスチャー。チューブや大きいボトルで売ってます。

一方、日本の日焼け止めは伸ばし易い液体タイプが多いですよね。物によってはパウダーが入っていたりして、ベタつきもなくサラッとしていて使いやすい。その上、ウォータープルーフだしサイズもコンパクトなので持ち運びにもいいですよね。日本の日焼け止め、かなり優秀です。

しかし、そんな優秀な日本の日焼け止めですが、皆が寝静まったドミトリーの部屋で使うと、とんだトラブルメイカーに変身するのです。

理由は、使う前にしっかり容器を振らなければならないという事。使った事ある方はご存知だと思いますが、中身がしっかり混ざる様に、容器の中には何やら固いボールの様な物が入っているので、振るとカタカタ音がします。Yちゃんはその「振るタイプ」をこの旅に持参していました。それが不和を引き起こすトラブルメイカーとも知らずに…。

Yちゃんがバスルームに入り、
しばらくの沈黙の後…

カタカタカタカタカタカタ!!!!

皆が寝静まった部屋に響き渡る、容器の中の荒れ狂う金属ボールの轟き。


突然皆を襲った謎の音に数人が目を覚まします。

「何やらバスルームでうるさい奴が支度をしている…。」眠気まなこでぼんやりそれを確認し、大きなため息をつきながら再び枕に頭を沈める。

すると再び…

カタカタカカタカタタカタ!!!!


Yちゃん!

量が足りなかったんだね、わかるよ、わかるけども…!!

「チッ! 」

あ…舌打ち聞こえた…。(ヒヤヒヤ)

ハッキリ聞こえた舌打ちと共にイライラをひしひしと感じました。私は「その日持って来た日焼け止めがチューブでよかった…」と密かに思っていました。

後でYちゃんにその事を話したら、「はは、うるさいかなと思ったけど、しょうがなかったんだよねー笑」と。

この温度差に逆に笑いました。

②スプレータイプの制汗剤

こちらも先程のYちゃんと旅行に行った時のエピソード。その安宿は部屋にバスルームが無いタイプでした。

オーストラリアや欧米の制汗剤は、ワキに直接塗るタイプが主流です。日本でも現在は塗るタイプが増えましたが、当時はスプレータイプの制汗剤が一般的でした。
私は日本から持ってきたものがなくなってしまったので、現地の塗るタイプのものを使っていましたが、Yちゃんは、スプレータイプを持っていました。

起きている時でさえ、息を止めて使うような制汗スプレーを、皆が寝静まった狭い部屋で使ったらどうなるでしょうか?さぁ、一緒に見ていきましょう。

(シャカシャカ)

シューーーーーー!!!


寝耳を突如襲う噴射音と共に空に舞う制汗スプレー。
まさに不意打ちのガス攻撃

そして周辺を襲う攻撃性をも感じさせる強烈なフローラルな香りに。
突然何が起きたのかと、皆目を覚まします。

だが脇はひとつではありません。もひとつ

シューーーーーーーーー!!!!


Yちゃんの思い切りの良さには目を見張るものがあります。

むせ返るような香りの中小さくて聞こえた
「What the hell…!」(まじか…怒)

皆が出ているドミトリーでの制汗スプレーはやめましょう。

③ビニール袋

ビニール袋にも色々タイプがあると思いますが、一般的なスーパーの白い袋の様な、音の出るタイプのビニール袋です。
これは私がまだオーストラリアに来て間もない頃。安宿の経験も無く、パッキングにも慣れていない頃やらかした体験談。

私は何かに使えるかと思って、スーパーのビニール袋を沢山日本から持って来ていました。特にオーストラリアはビーチが多い国。旅行中に濡れた水着や汚れた洗濯物を入れたりするのに使おうと思っていました。そしてその袋をなんとなくパッキングの仕分けにも使っていました。

普段あんまり気にしないあのビニール袋の音ですが、皆が寝静まった部屋で開け閉めをすると、どれほどうるさいかわかりますか?

ガサガサガサガサ!

普段の100倍大きな音に感じます。そして音の種類もかなり不快なタイプ。
私は良かれと思って持ってきたビニール袋がそんな騒音メイカーとは知らずに、早朝の部屋で朝の準備とパッキングを始めました。

ガサガサガサガサガサ!


ビニール袋が想像以上にうるさい事に自分でもびっくり。

すると一番近くで寝ていた女子が
「あ~?(怒)」という感じでこちらをチラリ。

うわーやばい…。でもごめん、今日着る洋服がその中に入っている……!(要領最悪)

ビニール袋をパッキングに使った事をモーレツに後悔。しかも、バックパックは縦に長いので、取り出したいものが下にあると一旦全部出す羽目になります。そして他の荷物もビニール袋に包まれていたりする…。

ここはやらずには服が着れない!みんな、もうちょっと辛抱してくれ…。
ごめんーーー!!!

ガサガサガサガサガサガサガササーーー!!!

そしてとうとう

「Hey… can you stop that?」(ちょっと、それやめてくれない?)

とうとうさっきの女子からお叱り…。小さな声でしたが、その声は苛立ちに満ちていました。

「あ… Sorry…! (汗)」

なんとかパッキングを終えて部屋を後にしました。その一件から、私はビニール袋は極力使わず、代わりに布のバッグを採用する事にし、パッキングの仕方も見直しました。

これはまた別の時の話ですが、あるオーストラリア人のツアーガイドがツアー中に興味深い事を話していました。

「以前にツアーで日本人旅行者のスーツケースを運んだ事があったんだけど、何かの拍子でスーツケースが開いて中身が出ちゃったんだよね。そしたら、洋服とか靴下とか、あらゆるものがそれぞれ全部ビニール袋にくるまれてて、なんか恐ろしかった。」と(笑)。

「恐ろしい」とな……!!

その日本人はもしかしてちょっとやり過ぎだったのかもしれないけど、でもビニール袋の1つか2つって結構日本人としてはありがちじゃないですか?(笑)

オーストラリアやニュージーランドは日本よりも環境への意識が高く、ビニール袋への規制も厳しいというのは滞在中にとても感じました。そんな環境で暮らしている彼にとって、必要のないところで必要以上にビニール袋を多用しているその日本人のパッキングが「異常」に見えたのかもしれませんね。

まとめ

安宿に泊まる醍醐味であるドミトリーでの経験。泊まる度に学ぶ事がたくさんあります。また、世界各国の友達を作れる良いチャンス!ぜひ旅行先で安宿体験を楽しんでみてくださいね♪

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