神様とカードを作った話 03/ 最初はリストアップ。でも人間の頭で考えても、全然わからなかった
この記事は、日本の神々のみなさまと
オリジナルカードを作った道のりを書いた
一連の記事のうちのひとつです。
初めから読む場合は、こちらをどうぞ。
「日本の神様で、エンジェルタロットに近い構成のカードを作ろう」
ここに向かって動き出すのだが、まず、エンジェルタロットの構成を書いておく。
エンジェルタロットは、大アルカナ22枚に、それぞれ該当する天使が割り当てられている。そして
「カードに描かれた内容(アドバイス)を、実際にやってみるのが難しい時は、天使さんにお願いしてみましょう」
という使い方ができる。
私の師は、「天使さんにお願いする」ということを、積極的に勧めていたが、私にとっては見ず知らずの実態のわからないものにお願いする、ということと変わりない。
「そんな、自分で実感のないこと、お客様に勧められないよ…」
というのが、エンジェルタロットに私が抵抗感を感じている理由のひとつでもあっただろう。
というわけで、カード作りは大アルカナ22枚の大まかな意味を書き連ね、横にご神名を書き込むところから始まった。
ところが、想定できていたことではあるが、22個の欄が埋まらないのだ。
この当時、私が話したことのあった神様は、せいぜい6~7柱だ。
「そりゃ埋まらないよね」
と思いながらも、空欄に当てはまる神様が、皆目見当もつかない。
カード作りを思いついたものの、
「絶対に作るぞ!」
と思ったものの、
「これは結構遠い道のりだー」
とその日はノートを閉じてしまった。