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神様とカードを作った話 02/ そもそものきっかけは、神様とは違うところにあった

この記事は、日本の神々のみなさまと
オリジナルカードを作った道のりを書いた
一連の記事のうちのひとつです。
初めから読みたい場合は、こちらをどうぞ。

「日本の神様のカードを作ろう」と思い立った日は、初めてエンジェルタロットを使った日でもあった。

それまでの私は、一般的なウェイト版(ライダー版)タロットを主に使っていた。
初めはそれでよかったものの、だんだんと
「もっと先まで見えるはずなのに…」
と、ウェイト版タロットに物足りなさを感じるようになった。

そんな時、占い仲間たちがエンジェルタロットを使っているのを見て、私も取り入れようと思ったのだ。
とはいえ、素直に「私も取り入れよう」と思えるまでには、随分と葛藤があった。

何せ神社大好きで、日本の神様とはお話ししたり、お姿を見せていただいたりしていたものの、天使は見たことがない。もちろん話したこともない。
とにかく天使は私にとって、存在が不確かなものだったのだ。

そんな経緯を経て始めたエンジェルタロット。
始めた途端に、次元がゆがむというか、時空が変わった感じがした。
思わず「何か始まった!」と声に出して言ってしまったほどだ。

そしてそこからは、どんどん、どんどん寒くなる…

雪が降っているわけでもない、体調が悪いわけでもないのに、布団をかぶっても、湯たんぽを抱えても、寒くて寒くてたまらないのだ。

そんな間にも、何もないところから羽が落ちてきたりと、まるで天使が存在の確かさをアピールするよう。

ついにはあまりの寒さからくる頭痛まで始まって、その日は自ら早めに切り上げた。


やめたところで寒さや頭痛がおさまでもなく、ついには嘔吐までしてしまう。
ぐったりとした体を寒さに震えながら丸めていたら、ふと「お守りつけたままだ」と思い出す。

お守り、神社のお守りだ。エンパスの私には、何の仕切りもなく誰かと相対するのは、結構苦しいことなので、リアル、オンラインに関わらず、家族以外の人と接する時は、必ず首からお守りをさりげなく下げている。

そのお守りを、どさくさに紛れて、神棚に返すのを忘れていたことに気づいたのだ。


ぐったりとした体を引きずりながら、神棚にお守りを返して手を合わせると、あろうことか嘘のように、頭痛も吐き気も寒さも、どこかに行ってしまった。

突然シャンとした体になって
「さっきまでのは何だったんだろう…」
と不思議に思った。


やり残した家事を片付けながら、ふと
「なぜ私は、馴染みのある日本の神様ではなく、見ず知らずの天使に頼ろうとしているのだろう」
と思い立つ。

それはまるで、近所に住んでいる親戚がとても良くしてくれて、いつも助けてくれるのに、見ず知らずの外国の人に、助けを求めているようではないかと思ったのだ。

そして
「日本の神様で、エンジェルタロットと同じような構成のカードを作れないだろうか」
と閃いた。

日本の神様のカードなら、体が拒絶反応を起こすことなく、使えるだろうと。



 *おまけ*
ちなみに天使を拒絶していた間は、その後も夜中に何語かわからないラジオのような音がずっとしていたりと、怪奇現象(?)が続いた。
その後、天使を受け入れたら、体の拒絶反応も怪奇現象もすっかりおさまった。

エンジェルタロットは1年以上に渡って、私の心強い相棒として働いてくれた。
日本の神様と天使は、エネルギーが異なるのだろうと、今は思っている。

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