とっさの一言を大事にしたい
先日、久しぶりに盛大な寝坊をしました。いつもはしないんだけどなぁ…。
連勤が続いててヘトヘトだったからか、家を出る時間に起きてしまった。
そして起きたのも、自力ではなかった。
「◯◯さん、△時だよ!」
休みだったけど、偶然目が覚めたパートナーのおかげで起きることができた。うわー!やっちまったー!と言いながら飛び起きると、
「ごめんね、俺も気づかなくて…」
と、まだ寝ぼけているであろうパートナーが発した二言目に、(えっ、やさしい…)とちょっと感動したのです。
こういう、考えて考えた上での一言、じゃなくって、とっさに出る言葉って人柄が出るなぁと思った。
そうそう。育ちがいい人のなんとかっていう本を中田さんが紹介しててね、そこにもいいなぁって言葉があったんです。
例えば、一緒に食事してる人が水をこぼしてしまった。そういう時に「えっ!大丈夫?!」って言うんじゃなくて、
「大丈夫だよ!」って言うんです。
大丈夫?!じゃなくて、大丈夫だよ、とか、大丈夫ですよ、って。
言われた方はすっごく安心しますよね。逆に、「大丈夫〜?!!」って言われたら余計に焦る。
大丈夫だよ、店員さん呼ぶね。とか。
大丈夫ですよ、これ使って!(ハンカチ)とか。
些細な言葉だけど、そういう言葉にこそ「自分」というものが全面に現れる気がしました。
とっさの言葉だからこそ、普段の思考とか行いとかが出るんですよね。
こういうのって、すぐに身につけることはできないもの。だからこそ日々、少しずつでも意識を変えていきたいって思った。
たった一言が人を傷つけるし、救うこともある。
パートナーの優しい声掛けのおかげか、無事仕事には間に合いました。それにね、そのあとも「急がなくていいからね(急ぐと危ないよ)」とか、「遅れたって大丈夫だよ」と言って、私を見送ってくれました。
私もこういう人になりたい。こういう言葉をかけられる人になりたい。
朝ごはんも食べずドッタバタで家を出たけど、不思議と気持ちは穏やかでいられた朝でした。