地方暮らし笑いと感動そしてちょっとの違和感
地方にUターンしてから3年が経ちました。
地方暮らしは笑いが絶えません。
おもしろエピソードやギャップについてゆるく語ります。
地方暮らしをしてみたい方へ
ちょっとリアルで辛口な日常をのぞいてください。
「移住地の決め方」「移住前に調べておくこと」「田舎暮らしの実態」
を知りたい方はこちらのブログ記事をご覧ください
地域の世代間のギャップ
仕事がない。
最低賃金が低い。
娯楽施設がない。
それでも若者よ出て行かないで
自治体の叫びです。
地方は仕事が少なく賃金も低い。
娯楽施設も少ない。
若者が他の場所へ行きたくなるのは当然。
地域は若者を手放したくない。
若者がいないと地域の未来は暗いから。
遊びも仕事も暮らしも
選択肢が多い場所へ行きたい。
わたしもそうだった。
フリーランス・リモートワークは無職?!
田舎ではリモートワークやフリーランスが浸透されてない。
友人に「今日は仕事?」と聞くと
「休みだよ…家で仕事するから」
リモートワークは休みらしい。
地方では、まだまだ外で働くことが「仕事」だと思ってる。
フリーランスやリモートワークは
「仕事してない人」枠に入る。
わたしも仕事を聞かれて「フリーランスです」と答えると
微妙な反応をされることが多い💦
地方暮らし。
このギャップを感じながら
少しずつ地域に溶け込んでいく。
高齢者だらけの町で若者はいったいどこへ?
高齢化が進む地域なのに
求人の多くが20代や30代向けの募集になってる。
「20代活躍中」という無言の圧。
求人を出しても実際に応募してくるのは
定年退職後の人や年金暮らしの人が多いという現状。
マックやモス、ドトールなどの全国チェーン店は
ある程度この現実を理解してる。
高齢者を積極的に雇用中。
マックでは70代の女性の方が接客してくれる。
人生経験が豊富でトークにも品を感じる。
制服姿も凛としてカッコイイ!
マックに来たのに
高級レストランに来たかのような錯覚になることも。
慣れない頃は…
「わたしマックに来たよね?」と自問自答。
一方で地元のお店は10代や20代がメインの求人。
労働市場のバランスが崩れている。
前職で人事だった私は
「現実に目を向けよ…
50歳以上なら人材があふれてるよ」
と叫びたい。
地方の運転はスリリング!
地方で車を運転すると予測力が身につきます。
後ろを確認しないでバックしてくる高齢者
確認なしで道路をフラフラ渡る高齢者
突然の飛び出しや無理なUターン
そういえば昔
仮免許中に牛が飛び出してきて
急ブレーキを踏んで減点になったこともありました。
ある日、地元のスーパーの駐車場に入ると
目の前に高齢の女性が運転する車が止まってました。
やがてバックミラーを見ずに
ゆっくりとこちらにバックしてくる。
私はクラクションを鳴らすこともなく
そのまま待つことに。
彼女がようやく気づいて車を止めたとき
お互い目が合いました。
彼女は笑顔でわたしに手を振り
わたしは微笑み返しました。
こんな出来事は都会では考えられない。
地方では助け合いや譲り合いが自然に生まれる。
運転中のちょっとしたハプニングも
日常の一部として受け入れると
心に余裕が生まれる。
田舎の暮らしは
予測力とともに人間力も鍛えられる。
ちなみに地方では…
車の運転が苦手だと「変わった人」
運転免許がない人は「変な人」
です。
何度、通っても新規客
お店で何度も店員さんと顔を合わせるうちに顔なじみになって
リピーターから顧客へグレードアップしていきますよね。
なのに私が住んでるところの店員さんは
内気であまり目を合わせてくれません。
「いつもありがとうございます」とか
「今日はこれがおすすめですよ」といった一言をもらえたり
少しサービスを受けることが多いのに。
そういったことがほとんどなく
店員さんたちは黙々とお仕事。
何度通っても新規客
少し寂しい気持ち
地方のスーパーの照明が暗い
地方に来てからスーパーの照明が暗いと感じます。
新鮮な野菜も見栄えが悪くて
購買意欲が下がってしまう。
LED電球でコストを抑えながら
明るい店内を作ればいいのにといつも思う。
誰も何も言わないのかな。
慣れた環境に長くいると
それが当たり前になってしまうのかもしれない。
外から来た私にはその「あたり前」に違和感を感じる。
ゆずり合いの文化
信号機のない横断歩道に立っていると
車が必ず止まってくれます。
とても親切で温かい文化。
都会では味わえない思いやりに触れる。
人々が互いに気を配り助け合うことで
地域全体が温かい雰囲気に包まれている。
地方暮らしには
こうした日常の小さな喜びや驚きが
たくさん詰まっている。
信号機のない横断歩道で車が必ず止まってくれるという
一見当たり前のことも…
都会から来た私にとっては新鮮な体験。
商店街の本屋さん「生前整理」フェア
本屋に入ると普段なら
ワクワクした気持ちになるものなのに
フェアのテーマが
「生前整理」とか「悔いなく生きる」という
少し重たい企画。
なんだか気が滅入る。
確かに「生前整理」や「悔いなく生きる」というテーマは大切。
でも日々の生活で本屋に足を運ぶ理由としては少し重すぎる。
本屋は知識を得たり新しい世界に触れたりする場所。
訪れるだけで心が軽くなる場所であってほしい。
いくら高齢者が多い地域とはいえ
リアルすぎ。
例えば「健康寿命を延ばす」「認知機能活性化」など
もっとポジティブで未来に希望を持てる
フェアを企画してほしい。
本屋では心地よい時間を過ごしたい。
「もっとこうしたらいいのに」の日々は続く。