兄妹二人暮らしと適当な生活の肯定
兄と1年ぶり2度目の2週間2人暮らしが終わった。
いろいろあって現在兄の家に住んでおり、留守を預かる立場なので、向こうが駐在先から一時帰国している間は2人暮らしとなる。
我々兄妹は大して仲良くはない。性格も違うし、生活スタイルも違う。
特にモノが多いことに毎回新鮮に驚くし、片付けられていないそれらに毎回イライラする。
そんな兄と暮らしていて一番ありがたかったのは、生活は適当でいいという勇気が湧くことだった。
普段この家で生活している私に気を使ってくれている部分がたくさんあり、だからこそ生活のベースの部分は私がすべきだろうな、と勝手に思っていたけど、こちらの都合もありなかなかそうもいかず放ったらかしにしている部分がたくさんあって。
日々の生活を回せていない自分に勝手にイライラしていた。
しかし兄は、毎日飲んで毎日日付変わってから帰ってきたり、夜中にラーメン食べた後があったり、DJブースつくって夜な夜な爆音で遊んでみたり、そんな日々を送っている破片が家にたくさん落ちていた。
まあそれもある種の気遣いだったのかなと思うけど、そんな姿を見て、勝手に生活を頑張ってたけど、なんかそんなのどうでも良いんだな〜などとも思った。
掃除ができなくても、ゴミ出し忘れちゃっても、家で食事が作れなくても、コンビニとUber連発しても、遅くまで飲んじゃって次の日仕事に遅刻しても、別にいいじゃんね。と言われているような。
まあでもサボりすぎて家が汚いから週末掃除しよ〜〜〜
出国前々日の夜、近所に飲みに行った。
私が寝てる間に帰ってきて寝てる間に出ていくというすれ違い生活をしていたので、この日この2人暮らし中に初めてまともに顔を合わせた。
私たち兄妹の共通点として、言葉にするのが本当に下手というのがあるのだが、そんな中でも素直にお互いの話ができるのが音楽の話かもしれない。
ずっと大好きな小沢健二。
先月2年ぶりにライブを見た岡村靖幸。
最近の新作で一番グッときている坂本慎太郎。
先日初めてライブを見てより一層大好きになったどついたるねん。
お互い大好きなFNCYや一十三十一や流線形。
兄が大好きなK-POP最新事情。(行ったことないソウルに想いを馳せており、日本に帰ってきている間に行きたかったけどビザ必須になったことに相当ショックを受けていた。)
ちょこっと音楽をやってるからと、私が兄の影響を受けまくっているからだが、音楽の話は基本的になんでも拾ってくれるので毎回感心してしまうのだが「昔から気持ち悪いやつ好きだよね。」と言われてしまった。
誰の影響だよな。
そしてここ数年会うたびに「音楽やればいいのに」と言ってくるのだが、今回は「DJの機械置いていくから遊びなよ」と言われた。
最低限しか連絡取ないし、全然仲良くない。
でも良いやつだし、信頼はしているし、兄ちゃん最高と思っている。
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