改良式鋳造所4枚のレガシー親和
ミッキーです。
今回は2023年5月頃~レガシーで使用している改良式鋳造所を4枚採用した親和の中身を解説していきます。
20人程度の店舗大会で優勝、200人超の大会で勝ち越し程度の戦績ですが、よろしくお願いします。
デッキコンセプト
今回私が解説する親和のコンセプトは「3~4キルを目指すアグロデッキ」になります。
昨今、アグロしてくるアーティファクトデッキというと「8cast」が認知されていると思いますが、そちらはミッドレンジの方が近いと思います。「継ぎ接ぎ自動機械」や「ウルザの物語」トークンの打点が高い、リソースを稼ぐのが上手なデッキです。
ここら辺が実際当たる方と話していると良く誤認されているなぁと思います。
それに加え、コンセプトカードとして《改良式鋳造所》を4枚投入しています。
[忍者]以外で4枚投入することがあるのか?と思われるかもしれませんが、このカード意外にも[親和]にマッチしていました。
親和で改良式鋳造所を4枚採用するメリット
ここでは、[親和]における《改良式鋳造所》の強みを挙げていきます。
(3):改良式鋳造所をアンタップする。
(2),(T):無色の1/1の霊気装置(Servo)アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体生成する。
(1),(T),霊気装置1体を生け贄に捧げる:飛行を持つ無色の1/1の飛行機械(Thopter)アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体生成する。
(T),飛行機械1体を生け贄に捧げる:無色の4/4の構築物(Construct)アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体生成する。
アグロ性能がある
マナを使ってトークンを生成する能力ですが、このカードの最後の能力は、飛行機械を生贄にして4/4構築物を生成するというものです。
この能力と0マナの飛行機械である《羽ばたき飛行機械》と組み合わせると、1ターン目に4/4構築物を生成でき、レガシーの中でもかなり早いクロックを作り出すことができます。
マナフラッドに強い
マナが余った分トークン生成に貢献するのでそれはそうですね。
飛行トークンが生成できる。
4/4構築物トークンが強いのはそうですが、1/1飛行機械トークンも《親和》では仕事をします。
[親和]には《頭蓋囲い》や《イラクサ嚢胞》といった高打点を作り出せる装備品があります。
飛行のクリーチャーは最適な装備先です。
複数枚あるとより強くなる
複数枚置ければ、それだけ4/4構築物トークンまでにかかるマナとターンが少なくなり、テンポよくトークンを作り出せます。
2ターンに1体4/4構築物トークンを作り出せればフェアデッキはかなり辛いと思います。
《ウルザの物語》でサーチできる
[親和]ならではの要素。
《影槍》をサーチしたいけど、除去1枚で装備先がなくなってしまう、、、といったシーンでも《改良式鋳造所》の選択肢があればこのシチュエーションに対応できます。
もちろん2枚目の《改良式鋳造所》をサーチして展開するのもアリです。
親和で改良式鋳造所を4枚採用するデメリット
こんなに強いところを書きましたが、欠点はあります。
青くない
最大の欠点。
強みを活かして《改良式鋳造所》4枚、《羽ばたき飛行機械》4枚といった具合に採用すると、青くないカードが8枚入ってしまい、《意志の力》を上手く使える構築からかなり離れてしまいます。
《意志の力》を入れたい場合は入れない方がいいかなと思います。
デッキリスト
《改良式鋳造所》4枚から始まった現在のリストになります。
羽ばたき飛行機械
0マナのアーティファクトなので親和、金属術、即席のコストになり、飛行なので《頭蓋囲い》等の装備品の装備先として使え、《改良式鋳造所》のコストになるカード。
継ぎ接ぎ自動機械
《古えの墳墓》から1ターン目にプレイ出来て、高い打点が出せるキープ基準の一つになるカード。護法があるので装備品の装備先として優秀です。
河童の砲手
フィニッシャー。ブロックされない護法4が《頭蓋囲い》と相性抜群です。《改良式鋳造所》があると手札が無くても複数回誘発で突破できたりします。
即席があるとはいえ、タップアウト気味な動きになるので、コンボ相手ではあまり活躍しません。
水蓮の花びら
親和、金属術、即席を補助し、緊急時のマナ捻出をするカード。
オパールのモックス
金属術を達成している時にしかマナは出ませんが永続的に使えるマナアーティファクト。多色デッキである私の「親和」でまな基盤の安定に貢献してくれます。
4枚採用しているデッキはあまり見ませんが、このデッキはマナを大量に使うので腐るシーンは少ないです。
上天の呪文爆弾
《引き裂かれし永劫、エムラクール》、《偉大なる統一者、アトラクサ》、《マリッド・レイジ》、《濁浪の執政》等の突破困難なクリーチャーを除去する用《ウルザの物語》でサーチ出来るカード。
地味にコストにタップが必要ないので、即席のコストに気兼ねなく使えます。
探検の地図
《ウルザの物語》でサーチ出来て《ウルザの物語》や《カラカス》をサーチするカードです。
《ウルザの物語》が強すぎるが故。
真髄の針
特定の起動型能力のメタカードですが、相手不明で《ウルザの物語》スタートする場合、《ウルザの物語》を守るために《不毛の大地》を指定することが多いです。
改良式鋳造所
このデッキのコンセプトで、前述の通りです。
影槍
《ウルザの物語》構築物トークンで押し切れるフェアデッキ相手にダメージレース破壊出来る装備品です。
装備コストは2マナと重く、除去を合わせられると大きなテンポロスになります。
バネ葉の太鼓
《オパールのモックス》と共存出来るマナアーティファクト。
《ウルザの物語》、《改良式鋳造所》のようにマナの使い道はたくさんあります。
頭蓋囲い
打点を上げるのみの装備品ですが、普通に5点以上出ます。
このデッキでは飛行クリーチャー、ブロックされないクリーチャーが多く、トークン生成も豊富なので装備先に困りません。
黒黒で使えるインスタント装備も、頭数が多く使えるシーンが多いです。
金属の叱責
即席で軽減出来るので、実質1マナのカウンターで、3マナ要求も大体払えないので、レガシーのカウンターの中でもかなり優秀なカウンターです。
別世界への追放
親和で白を取る理由になる実質1マナの万能除去。
メインからサイド後の《無のロッド》、《溜め込み屋のアウフ》に触れらるカードを入れられるのは革命的です。
親和(歴史的なパーマネント)なので《ウルザの物語》、《カラカス》もカウントします。
物読み
実質1マナ2ドロー。
結構簡単に1マナになってくれるので気軽に引けます。(8castくらい0マナが入ってないと《思考の監視者》は取り回し辛かった)
盤面が出来上がってない時に不用意に使って《オークの弓使い》を踏むとかなりヤバイので注意しましょう。
古えの墳墓
2マナ土地が無いと出来ない動きが多いので必須の1枚。
《継ぎ接ぎ自動機械》、《ウルザの物語》と合わせてキープ基準になります。
教議会の座席
なんやかんや青いカードが多くなりがちなので。
親和、金属術の手助けになるメリットと、アーティファクトメタカードを喰らって機能不全に陥るデメリットがあり、常に何枚採用するか迷います。
1番青マナを出す機会が多いのと、デッキの爆発力を考えると4枚はほぼ確定な気がしますが。
産業の塔
アーティファクトデッキでは5色ダメージランドになり、青と白に加えて《頭蓋囲い》の黒マナとサイド後の《機能不全ダニ》の緑マナの捻出、パーマネントのアーティファクトメタカードに対して《別世界への追放》をプレイするために入ります。
ウルザの物語
カードを使わずに高スタッツのトークンを生成して、アーティファクトをサーチ出来る万能カードです。
《溜め込み屋のアウフ》、《無のロッド》を無視して殴り勝つことも。
古えの居住地
白マナが出せるアーティファクト土地ですが、アーティファクトカウントを増やしつつ、《別世界への追放》やサイドの白のカードを使うために入れています。
ここら辺はデッキのバランスや環境を見て決めます。
カラカス
《偉大なる統一者、アトラクサ》や《マリッド・レイジ》トークンをバウンスして攻撃を通すためのカードです。
《溜め込み屋のアウフ》、《無のロッド》を《別世界への追放》で処理するためにアーティファクト以外の白マナ源を増やしたかったこともあり、丁度いいです。
サイドボード
メインはどうしてもコンボに不利なので、青と白の優秀な対コンボカードでサイド後しっかり取れるように、クリティカルなカードを採用します。
環境とメタ読みによって色々変動しますので、固定のサイドボードはありませんが、一旦2024年2月のサイドボードを簡単に解説します。
青霊破
・《溶融》、《ドラゴンの怒りの媒介者》に当たるデルバー
・《混沌の洞窟の冒険者》、《進め!エオル家の子よ》に当たるボロスイニシアチブ
・《ゴブリンの溶接工》、《ゴブリンの技師》に当たるペインター
・《溶融》、《兄弟仲の終焉》、《騙し討ち》に当たるスニークショー
・赤単プリズン
・ゴブリン
狼狽の嵐
・《溶融》、《破壊放題》に当たるデルバー
・スペル系コンボデッキ全般
耳の痛い静寂
・ストーム系コンボ
・行動回数制限のためコントロール
外科的摘出
・リアニメイト
・《ガイアの意志》対策で鏡ストーム
封じ込める僧侶
・リアニメイト
・スニークショー
・《緑の太陽の頂点》系デッキ
倦怠の宝珠
・ゴブリン
・イニシアチブ
・デス&タックス
・《タッサの神託者》対策でDoomsday
墓掘りの檻
・リアニメイト
・鏡ストーム
・《緑の太陽の頂点》系デッキ
機能不全ダニ
・アーティファクトデッキ全般
・デス&タックス
ハーキルの召還術
・アーティファクトデッキ全般
キープ基準
基本的には1ターン目から行動出来る手札が望ましいです。
ウルザの物語+2ターン目2マナ出せる手札
《ウルザの物語》を最速で使用しアドバンテージと高打点を狙えます。
継ぎ接ぎ自動機械+古えの墳墓
《継ぎ接ぎ自動機械》を1ターン目に着地させ、後続のアーティファクトで強化して攻撃出来る手札です。
《オパールのモックス》絡みで2マナ出せても《継ぎ接ぎ自動機械》が強化されないので、《古えの墳墓》が最適です。
改良式鋳造所+羽ばたき飛行機械
2ターン目から4/4で攻撃出来る手札です。
マナフラ受けが出来て、除去やカウンターがあればクロックパーミッションのような動きが出来ます。
2ターン目に河童の砲手が出せる
通ればかなり勝ちが近くなるので、カウンターのリスクを背負ってもキープ出来る手札です。
「イニシアチブ」や「デス&タックス」相手では3ターン目でも強いです。
コンボ相手へのキープ基準
コンボデッキ相手では、ちゃんとメタカードを引き込んだ上で殴れる6〜7枚、3〜4ターンキル出来る手札が理想です。
対策カードが取れなくても、相手のキルターンと自分のキルターンで相談しましょう。
おわりに
以上で《改良式鋳造所》4枚採用アゾリウス親和のデッキ解説を終わります。
「親和」のプレイングについては後々別の記事で書くかもしれません。(なるべく書きたい)
指摘や質問等で後で追記、削除する項目もあると思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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