結婚式ペーパーアイテム一式をデザインしました
先日、先輩の結婚式に参列してきました。
私にとって初めての結婚式参列だった上、今回は招待状やメニュー表など結婚式で使用するペーパーアイテム一式のデザインを担当させてもらったお二人の結婚式だったので、私はこの日をかなり楽しみにしていました。
結婚式のテーマは「ミモザ祭り」。
南フランスでは毎年この時期になると「ミモザ祭り」が開催され、街中がミモザの黄色に染まるそう。
また結婚式が行われた3月8日は「国際女性デー」でもあり、男性が女性にミモザの花を贈る習慣があるそうです。
そんな「ミモザ祭り」をテーマに行われた結婚式は、テーブル、天井など会場のいたるところが鮮やかなミモザの黄色で彩られ、とっても素敵な空間でした。
さて、このnoteでは、依頼を受けてから完成までのプロセスと、制作物に込めたこだわりを紹介しようと思います。
「ゼロ」からのスタート
先輩(新婦)から結婚式ペーパーアイテム制作依頼の連絡を受けたのは、式の約3ヶ月前のこと。
実は結婚式ペーパーアイテムの制作依頼はこれが初めてだった上、結婚式に参加したこともなかった私は、恥ずかしながら「結婚式の招待状って…?」「そもそも結婚式に招待状がいるの?!」という状態。
「結婚式 招待状」などとググるところからのスタートでした(汗)
それでも私を信じ依頼してくれたお二人には、感謝してもしきれません。
依頼を受けた瞬間、飛んで喜んだのを覚えています。
さて、私はまず結婚式ペーパーアイテムに関し一通り調べて基本的な知識を得た上で、知り合いのデザイナーにアドバイスを求めるところから始めました。
私は普段、ジユウノハコというコワーキングオフィスに所属しながら仕事をしています。
ここにはデザイナーやカメラマン、イラストレーターなどが多く在籍しており、仕事で困った時にはいつも親身に相談に乗ってくれるので、私にはとてもありがたい存在になっています。
今回も、ジユウノハコの皆さんに助けを求めました。
ありがたいことに複数のデザイナー、イラストレーターの方が相談に乗ってくださり、ようやく自分の中で「なんとか作れるかも」という感覚が湧いてきました。
「オンリーワン」のアイテム作り
今回の制作で、私が目指していたのは「オンリーワンのアイテム作りをすること」です。
これはあるデザイナーからのアドバイスでもあるのですが、いま結婚式の招待状などは業者に頼んで簡単に作ることも、ネットにあるテンプレで安く制作することもできてしまいます。
それにも関わらず、わざわざ私に依頼してくれたからには、業者やテンプレにはできない、丁寧で臨機応変な対応だったり、二人の希望に合わせたユニークな提案だったり、制作過程そのものを一緒に楽しんでいけるようなものにしたいなと考えました。
そしてお二人とのオンラインミーティングを重ね、完成したのがこちら。
招待状、オリジナル切手
イラストのミモザが映えるように、封筒はトレーシングペーパーを採用。
料金別納切手もオリジナルでデザイン。
付箋、会場案内、チケット
式のテーマが「ミモザ祭り」なのでチケット風にデザイン。
当日は「国際女性デー」かつ「新郎様の誕生日」だったので、お二人のご希望でそのこともさりげなくチケットに記載。
当日配ったブックレット
挨拶、お二人のプロフィール、出会いのきっかけ
結婚式準備の怒涛の過程や、ハンドメイドのドレスやアクセサリー、こだわった引出物やギフトについてもご紹介
ハネムーンは雑誌風にデザイン。
現地で食べたスイーツや買いつけた雑貨もさりげなく入れてみました。
最後にお二人の愛犬マロンちゃんの特設ページも。
このブックレットはかなりコンテンツが満載だったので、当日式が始まる前の時間などに、皆さんに楽しんで読んでいただけたようです。
メニュー表、サンキュータグ、ネームタグ、ゲストブック、ミニカード
お二人のご希望で、皆さんに配るブーケには「国際女性デー」を知らせるミニカードをご用意。
お二人は素敵なアイデアが豊富で、それに本当に助けられた部分が大きかったですが、そうしたアイデアやご希望に臨機応変に添うことは、他では叶わなかったことかな?と思います。
すべてを終えて
結婚式当日、私の制作したアイテムたちが参列者に配られ、あるいは各席にセットされている様子を見て、なんだか我が子を送り出したような嬉しさでした。
お二人にもご満足いただけたようでホッとしています。
制作はいつも大変ですが、こうした瞬間が一番嬉しいです。
至らない点も多々ありましたが、こうした機会を与えてくださったお二人には、感謝の気持ちで一杯です。
ありがとうございました。
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