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みっくん第二章 続
前回第二章の続き←から読んできてください。
23歳から大工のスキルアップのために入社した会社が、工務店だと思って入社したら、ココの会社は工務店ではなく、営業会社に大工がいるといった会社でした。
以前まで勤めていた会社は昔ながらの工務店でほぼ大工さんしかいない会社でした、もちろん社長も叩き上げの大工さん上がりで60歳を過ぎても細かい仕事を回ったりとバリバリの社長でした。よく怒られました...
なので、僕は工務店=大工の会社=大工さんは偉い!みたいな事だとどこかで思ってました。
が、
新しい会社は、上記でも書いたように営業会社に大工がいるという会社でした。
これって、どういう事かというと...
仕事を取ってくる人(営業)-仕事を仕切る人(監督)-仕事をする人(大工)
そうなんです!
入社したての頃はこの流れがよくわかっていなかったのですが、
仕事をっとてくる人(偉い)-仕事を仕切る人(ま~ま~偉い)-仕事をする人(当たり前)
みたいな風潮のある会社だったのです。
しかも、ココの会社の営業ってのは飛び込み営業で家を売るという営業だったのです。
なので、大工って一番下っ端みたいな扱いだったのです...てっか一番下っ端だったのです。
納得いかなかったです!
僕は、以前の会社で昔ながらの工務店で育ったのでバリバリの大工達に育てられその先輩や社長達を見てきたので、大工=偉い と、思ってました。
そんな中に新しい会社に入社したら.営業=偉い 大工=当たり前...みたいな風潮に納得できませんでした。(※偉いとか偉くないというよりは風潮や下に見られている感じに納得ができなかった)
とはいえ、
入社したての僕が何を思おうが誰も知ったこっちゃないという感じですので、
大工としてすぐに結果を出しました。(めちゃくちゃ一生懸命働いて利益を出した)ココの会社は、営業会社だったので前の会社とは違い、数字にめちゃくちゃ強い会社だったので1現場あたりの利益等は、明確に出るので、結果はわかりやすかった。
が、
利益が出たのは、営業のおかげになるのです。契約金額を高くとれた営業がすごい!となるのです。
完全にアンチ営業になりました。(実は今もです)
職人気質の僕は、どうしてもスーツをビッシと決め、何をしているかよくわからない営業マンの事を認められませんでした、大っ嫌いでした。
なので、
23歳という若かったこともあり、飲み会の席では、次期社長の営業マンに食って掛かった事を今でも鮮明に覚えてます。
「現場に来るときは、手ぶらで来て、手ぶらで帰るな!」
「ゴミぐらい持って帰れ!」
と、
いま覚えば完全に馬鹿ですよね...
でも、普段は一切営業とは合わないし現場にもほとんど営業は、来なかったし仕事内容はとても充実してたので、スキルアップのために毎日一生懸命勉強してました。
そんなこんなで月日は流れ、
ある時に仕事が暇になり、チラシ配りをすることが決まりました。
営業マンが用意してくれた、地図とチラシを持ち、配るという作業をやる日が2日ほど設けられたのです!
僕は聞きました!
僕も飛び込みしても良いですかと?
もちろん良いと返ってきたので、
やったる!と気合満々でした。
俺なら余裕で仕事とれるっしょ!
と、始まるまでは、本気で思ってました...
当日営業マンの先輩に何件かお手本を見させてもらいいざスタート
ピンポン!
○○会社○○です。 あ、大丈夫です。
ピンポン!
○○会社の○○です。あ、大丈夫です。
こんな感じで何件ピンポン押しても撃沈!
1日目の午前中には、完全に諦め、チラシをポスティングするだけの作業に変わりました。
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このチラシ配りをきっかけに僕の中で完全に馬鹿にしてた営業の事を知りたいと強く思うよになりました、
その日から心を改め営業がお客様と打ち合わせしてる姿や、営業が日中やっていることを聞いたり、
なぜ、仕事がとれる人と取れない人がいるのかを聞きまくりました。
だが、今まで生意気だった分あまり快く教えてはくれなかったです、
なので、必死に見て学びました。
営業とは、何なのかを、
気づいたら営業マンを尊敬してました。
この期間実に1年6か月...
今でもアンチ営業マンなのですが、正確に言うとアンチ2流営業マンです。いつか僕なりに思う営業とは、というブログを書きたいと思ってます。
大工という職業に就き、身近で営業という職業を見れて本当に勉強になりました。
今の僕の考えや僕があるのは23歳から務めた営業会社で覚えた知識が多くあります。
すごく貴重な経験が今でもすごく生きてます。これからもすごく生きてくると思ってます。
1年6か月かかりましたが、営業マンという仕事を尊敬できることができた時分に感謝!