ポーカー格言
『ポーカーを覚えるのは一瞬、極めるのは一生。』
ポーカーは麻雀や将棋に比べればシンプルなルールである。しかし極めるには一生かかるほど奥が深い。
『フルハウスは降りれない。』
フルハウスが完成すると、ナッツであると思い込んでしまう。自分より上のフルハウスはいないか、クワッズはいないか、ストレートフラシュはいないか注意せよ。逆に相手がフルハウスであれば降りることはないので、こちらがベストハンドなのであればオールインすべきである。
『手札を過信してはいけない。』
AA、KKは確かにプリフロップの段階で最強だが、カードが配られるにつれ、要求される役は大きくなる。(7枚カードを使ったポーカーの平均の強さの役はツーペア)何の根拠もなくワンペアで大きな勝負を受けてはならない。
『降りない相手にブラフするな。』
何をしても降りない相手にブラフをしてはいけない。ブラフは上手いプレイヤーにするべきである。
『相手にタダでカードを見させるな。 』
例えばこちらがKKを持ちフロップで Kd Ts 7s が出たとしよう。この時点でKKのトップセットナッツだが、ターンでスペード、A、Q、Jが出たら、セットが負ける可能性が出てくる。相手に簡単にドローさせないようベットするべきである。
『ポーカーとは我慢のゲームだ。いい手が来ない場合ひたすら我慢しなければならない。』
時にはくだらない手で参加したくなるけれど、それは気の迷いだ。くだらない手にコストを掛けるより、いい手が来たときにコストを支払うべきである。
『周りを見渡してカモがいないのなら誰がカモなのか明白である。』
カモがいなかったら自分がカモであると思え。そんなテーブルは退散するに限る。
『ブラフは上手い相手にしか通用しない。』
通用しないわけは彼らはブラフの意味が分かっていないからだ。下手なプレイヤーを相手にする時は素直に(強いハンドで)攻めよ。
『熱くなったら一旦休め テーブルは逃げたりしない。』
素直に負けを受け入れよう。プレイに支障を来たすのなら落ち着くまで休めテーブルは逃げたりはしない。ティルトを抑制できる人間はプロの中にも多くない。
『トーナメントでは死ぬことを恐れるな。』
トーナメントでは遅かれ早かれ勝負しにいかなければならない。勝つためには飛ぶことを恐れてプレイしてはならない。
『トーナメントは死んだら終わり。』
キャッシュゲームと違いトーナメントはチップが0になるとジ・エンド。オッズが正しくても死ぬ可能性がある勝負には注意を払うべき。
『勝つためにはギャンブルしてはならない。』
上手いプレイヤーほどギャンブルをしないものだ。
『迷ったらコールせずにフォールド。』
行くときは負けても後悔しないハンドで勝負せよ。そうでないなら迷ったら退け。『行く勇気』もあれば『退く勇気』もあるものだ。
『悩んだらベット。』
アグレッシブなプレイはパッシブなプレイに勝る。アグレッシブに攻めることを恐れるな。
『酒を飲んでプレイするな。』
カジノはアルコール類は無料だ。その理由は酔って気を大きくさせ冷静な判断をできなくさせるためだ。酒を飲んでプレイしてはいけない。
『強みは弱い、弱みは強い。』
テルに関する格言。強そうに見せるテルは、実際の弱さを隠すものであり、弱そうに見えるテルは、強さを隠すものだということ。馬鹿正直に強い時に強そうに見せる人はなかなかいないものだ。
『負けた相手に気を遣え。』
長い目で儲けたいのなら、相手に気持ちよく負けさせることだ。完膚なきまで叩きのめせば、辞めるか、成長するかのどちらかしかなくなるからだ。
『勝つためにはアグレッシブさが必要。』
ポーカーはチップを取らなければ勝つことはできない。最終的にはより多くベットやレイズをしたプレイヤーが勝者となる。
『場の雰囲気と逆のプレイスタイルをすれば稼げる。』
テーブルがルースならばタイトにプレイすれば稼げる。テーブルがタイトならばルースにプレイすれば稼げる。
『不運が続いても嘆いてはいけない。』
ポーカーは運に振り回されるゲームだ。だが、長いスパンで見れば運を克服する事はできる。自分のプレイが間違っていないのなら長い目で見れば勝ち組になれる。
『水族館ではお静かに。』
フィル・ゴードンがキャッシュゲーム中に言った言葉。フィッシュ(下手糞)をバカにしたり、奮い立たせるような言葉はかけてはいけない。だまって、長く泳がせておく。
『あなたが怖がるほど相手のハンドは強くないし、あなたが期待するほど相手のハンドは弱くない。』
相手は実はモンスターハンドなのではないか、と必要以上に相手を恐れたり、相手はブラフで自分のほうがベストハンドだ、というただの期待を抱いてはいけない。時には素直にプレイしたほうが長い目で見て期待値が大きい。
『ポーカーは勝ち負けではなく、正しい決断を下すゲームである。』
勝ち負けに一喜一憂するのではなく、正しい決断を下せていたかどうかで自分の能力を評価すべきである。正しい決断をしたのであれば、バッドビートで負けてしまっても悔やむ必要はない。コイントスをコントロールできるのは神だけだ。
『No set, No bet.』
状況によるが、ミディアムペアやスモールペアで入る場合、セットができなければ打ってはならない。スモールペアは、セットができなければただの弱いワンペアである。
『強みを見せたらアグレッシブに、弱みを見せたらタフに。』
管理人が考えた言葉。レイズなどで相手に強さを主張したのなら、アグレッシブに攻めて自分の主張が正しいことを相手に信じさせるべきで、チェックやコールして相手に弱みを見せたら、相手が弱いハンドでブラフしてきやすくなるので、タフにコールすべきという意味。
『まだ負ける時間帯じゃねぇ』
アンダードッグでコインフリップになって捲り勝ちした棒有名日本人プレイヤーの言葉。時間帯と勝率に因果関係はないはずだが妙に説得力があった。 いわゆる乗っている時間帯、ラッシュとも呼ばれる時間帯では、勝率が低くとも勝てるという根拠のない自信が出てくるものだ。