インクルーシブって、なんかね。
先日、インクルーシブに関する研修があった。手順や大事にしてること、とてもわかりやすかったし、とてもすてきな取り組みだなと感じた。
ただ、こういう研修を受けるたびに、インクルーシブという世界がもつ明るさというか、健全さというかが、突き刺さる、というか気持ちが悪い。
あまり詳しくはないから、なんとも言えないけど、肢体不自由の子が、なんかの行事に参加したいとおもったとき、みんなその子を応援するし、一緒に場にいられるような手立てをとるだろう。それに何のもやもやは感じない。正しい姿だと思う。
だけど、保護者が夜中遊び歩いていて世話をしていない、本人も練習中にふざけたり、暴れたりする…そういう子にも同じくらいの気持ちで応援したり、手立てをとってあげたりできるだろうか。
勉強不足なので、偏見でしかないのだけど、インクルーシブやウェルビーイングとかいったものにつきまとう“健全さ”が私はすごく苦手だ。
私は、ときどきお酒に溺れたり、何かを食べまくったり、人に依存したりして、日々をやり過ごしている。思うようにいかないことの方が多いから、なんとかこれで生きている。わたしなりの生き延び方だ。
食べ物に気をつけたり、運動したりといったことにはまったく興味はない。
学校という場におけるインクルーシブとかウェルビーイングって言葉は、あまりに学校的過ぎて、もはやうんざりなのである。
もっと生ぬるくてよい。お目々キラキラな感じや熱意あふれる感じは、わたしには、無理だ。ごめんなさい。