日帰りで楽しむ学校ツアー
先週、調理実習でごはんを炊いた子どもたち。
こんなにおいしいごはんははじめてーとか言いながら、それはそれはおいしそうに食べていました。
こうやって顔を見合わせながら、いっしょに料理するっていいな…いっしょに食べるっていいなぁ…と、そしてそういう場に居合わせられる先生っていいなぁと幸せを噛み締めた時間でした。
事前に鍋はコンロにセッティングされていて、鍋に米を入れ、給水させ、決まった時間のとおりに炊く。食べたあとは、道具を洗って、ふき、場所に戻す。
うんうん…。
最後に振り返りを書き、あいさつをして終わる。
うんうん…。
見事な時間設定!
家庭科で横浜市の研究を推進してる方でもあるので、改めてすごいな…と思う。
うんうん…。
けど、あとからもやもやーと。
だって、失敗してるグループが1つもなかったんだもの。
別に失敗を推奨してるわけではないんだけど、言われたことを言われたとおりにやって成功してよかったのかな。
わかんない…。
最近、働き方改革で授業時間が40分に。子どもたちはやく帰れるし、放課後も長くなったし、いいこともたくさん。
ただ、その分授業の準備や片付けはかなりシステマティックになり、朝出勤すると、すでに先生の手によって校庭にハードルがおかれてたりもする。
よく、日帰りで楽しむ〇〇ツアーみたいなのがある。名所をくまなく巡る感じの旅行。
添乗員さんに連れられて、場所へ行き、30分後に集合で…を繰り返すタイプのもの。
いろんなところへ行けるし、写真もとれるし、ときにはその土地や季節に合った体験を組み合わせてくれるものもある。
うんうん…。
学校もそれと同じで、
調理実習体験の次は
ハードル体験
その次は理科の実験体験…
といった感じで続いていく。
もちろん学校だから、それでいいような気もするんだけど。
うんうん…。
先生を先頭に、2列でろうかを静かに歩いて移動する子どもたちを見ていると、添乗員さんに連れられて歩いていく感じを思い出してしまう。
わかんない、わかんない…。
これでいいのか、わかんない…。
どうしても自分の中に、もやもやしたものが残ってしまう…。