あんなに小さかったのに
写真に写るぬいぐるみを抱えた女の子は私の妹です。この写真は当時2歳。言葉をようやく話し始める一番面白い年齢。
まるでとうもろこしを大事に大事に抱えて
一生懸命に走るトトロのメイちゃんみたい。
この写真は特に私のお気に入りなんです。
このぷっくりしたほっぺに
ムチムチの手足とちょんまげスタイル。
そんな姿で緑のくまさんを抱えて一生懸命に
坂道を駆け上る姿は、いつみても愛おしい。
17歳差の関係
私は妹と17歳離れています。
もちろん、同じ両親の血が流れています。両親仲良いねぇ。素敵だねぇ。元気だねぇ。と思ってくれたはずです。妹ができたことを知った当時の私は高校2年生。周りにはこれを言われる事が恥ずかしくて、言えなかった。
でも、今はそんな気持ちもなく素直に私の両親は最高に仲良しだと、愛に溢れた両親だと笑顔でいえる。多くは語らないけど、私は2人が大好きです。
まるで親子
はじめましての方からみられるのはいつも親子。姉妹だって気づく人は、ほぼいない。振り返ってみると、2人きりで街を歩いている時、私に対する第一声は必ず『娘さんですか?』だ。何回言われたかポチポチしとけばよかった。
はじめは歳の差をびっくりされることに慣れなくて、2人きりの時は話を親子に変えてしまうこともあった。笑
第二の母親になれたこと
私はおっぱいはあげられない。
どんなに絞り出しても出るはずがない。
(出そうと思ったことないけど。笑)
けど、それ以外の育児は第二のママとして出来る事は全てやってあげたい気持ちもあり、私なりに全力で母の協力をしていた。当時は高校卒業後の18歳だった。弟が生まれた時も当時は小学生ながらにオムツ替えをしたりお風呂入れたり、オムライスを作ってあげていたりもした。でもその時の感覚とはまた違って、母になる事の責任も大変さも喜びも、私なりに隣にいる母から学んだ。
育児と家事と自分の時間
小さい頃は特に手がかかるんだなぁ。家事をしながらの子育てって本当に大変なんだな…私もいつか本当の母になったら責任重大だなぁとか。鈍臭くてマイペースなところあるし、育児と家事と自分の時間の両立ってどうするのかな。とか。今の私の目線だからこそ染み染みと感じたことが沢山ある。
世の中にはシングルマザーで子供を育てるお母さんや夜遅くまで旦那さんと共働きで頑張るお母さんたちが沢山いる。私はまだ結婚が決まったパートナーもいないし、まず出産の前に結婚できるかの問題だけれど。笑
自分の母親の姿や母になった友人をみていると、本当にすごいという言葉では片付けられない。
楽しい育児がしんどい育児にならない為には、家族の協力も大切なのかもしれないけれど、限られた少しの時間の中で、沢山の幸せに気づけることが大切なのかもしれないと思いました。女性のみなさんは家事と育児と自分の幸せについてどう考えますか。
これって、母になって考えるのと母になる前に考えるのとは考えも意見も全く違うと思いますが。
教えなくても成長
私は野性的な遊びはしたことがない。
川に飛び込んだり、木登りしたり、泥まみれになったり。子供の頃にしてこなかった泥まみれの遊び方。大人になってしてみたいとも少し思ったりする。
子供って興味持ったことには、真っ直ぐ向き合う。何も言わなくても自分でやりたがるんだなって気づいた。あぁしなさい、こうしなさい、これにしなさい、あれはダメ、これはダメ。言いたくなる母親の気持ちもわかる。でも、時には必要な時もあるけれど、この言葉って子供にとってはものすごくストレス。否定されることでやりたい事に蓋をされてしまうことは、とっても居心地の悪い状態になってしまうと思うんです。
言わなくても時間が経って、必ず気づく日がくるし、無理に教えようとしなくても、その時は気づけないのが子供だから。当然の事だと思いました。
そんな時はちょっと遠くから見てあげる。
子供なりに考えてる姿、考えてやってみようとする姿。少しだけ離れて側で見守ってあげる。
子供が自分と向き合う姿を、微笑みながら楽しい気持ちで見れるのも母親だから見れる景色。
可愛いなぁとクスッと笑って許せるくらいが、
心のバランスとしても丁度いいのかもしれない。
母だからと余計なプレッシャーを作らず、
躾をしようと頑張らなくていい。
子供も親も、毎日新しい発見がある。そんな中でお互いに色々ためして、試行錯誤しながら、どうしようかな、次はこうしてみようかって。一緒に成長していくこと。子育ては大変だけど楽しい時間なんだと思います。
子供がどんどん成長していく時間は、注意を必要以上にしないこと。口出しが少ない方が見守る親も楽しめる。自分で考える力をつけるために必要なことだと思います。
子供が泥まみれになっても、道で転けても、一番に駆け寄るけど、そんな姿をそっと見守っててあげるのも愛だと私は思います。
色々やってみてる子供の姿をみてると、思い通りにできた時って凄く嬉しそうで、できなかった時はいっぱい泣いて。そうやって素直な感情で自分と向き合う子供の姿は、人間本来の素直な感情。そんな姿はとても美しくて、愛おしいく感じます。
自由に挑戦する子供のことを途中で絶対に縛り付けてはいけないんだと、母の子育てから学びました。
伸び伸びと好きなように冒険させることが子供にとっては学びであり、大きな成長に繋がるんだと私は感じました。
でもきっと、大人もそれでいいんじゃないかなって、私はそう思うんです。
誰にも左右されないで、自分が興味持ったこと、やりたいと思ったことをとことん満足するまでやってみる。
素直な子供達を見習って大人も同じように冒険しまくっていいんじゃないかと私は思います。
足し算も引き算も、親が教えようと必死にならなくたって、子供は自然と覚えていく。色んなことに口を挟まなくても、優しさも悲しさも、思いやりも、常識も全て。生活の中で自然と覚えていく。足りないところを親が助ける。
自由に生きる子供達を大人も見習うべきなんだなと思いました。
大人も沢山たくさん冒険するべき。
思い切って羽を広げて飛び立っていい。
その先に得られる喜びも成長も必ずある。
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