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1 旧朝香宮邸(東京都庭園美術館)【3 そして完成】

○芝生、木、植え込みの取り付け
今回のような大きな建物の周りの敷地に背の高い木などを植えると本物観が出ます。そこで美術館の全体地図に描かれた芝生、さらに撮影した建物周囲の木々と植え込みの写真を基に建物周囲を作りました。なお、木々の素材は鉄道模型ジオラマ用の市販品を使いました。以上で全体が出来上がりました。

全体地図(左)、庭園内の木立(中、右)。

○モニュメントの取り付け
玄関両側には狛犬、庭園には灯篭、モニュメントなどがあるのでこれを作って取り付けました。なお、これらは小さすぎ立体的には作れないので、写真をとり、それを切り取って平面状のモノを作りました。

正面玄関の狛犬(左)と庭園のモニュメント(中、右) (中の写真の足元には高さ30㎝程度の紙袋あり。この寸法をもとに実物の寸法を推定して1/300に縮尺。そうすると高さ6㎜程度に小さくなってしまう。小さい!)

【感想】
この建物は寸法が大きく、また形が複雑でした。それを、庭園部分を含めてA4版程度の寸法まで一挙に縮小したため、細かい製作作業が続き、眼が疲れました。この建物は洋風の近代建築特有の平面的外壁、多数の窓を持ちます。つまりミニチュアモデルを作る側からすると単調な形です。大きな建物はそれ以上に高い木を植えないと全体として本物に見えません。以上に注意しつつ週末ごとに断続的に作業を進めました。
 3か月かかってようやく完成。しかし出来上がったものを遠目に見ると、何となく本物観が漂います。我ながら「よくやった! 」と思います。だからミニチュアモデルづくりは楽しい!

遂に完成。本物に似ているかな???

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