日本アカデミー賞



1年に一度訪れる自分の誕生日。

1年に一度訪れる大切な人の誕生日。

1年に一度思い出すあの日。

1年に一度開催される日本アカデミー賞




今年もやってきたこの日。





日本アカデミー賞

アメリカのアカデミー賞と同様の運営方式を執り、「映画産業のより一層の発展と振興、さらには映画界に携わる人々の親睦の機会を作る事」を主旨とし、「映画人の創意を結集し、日本映画界にあって最高の権威と栄誉を持つ賞に育成すること」を念頭に創設された。それまでの映画賞が、映画評論家、新聞、雑誌記者などジャーナリストによる外部の決定に対し、実際に日本の映画製作に従事する映画人が会員となり、会員の投票により、その年度の業績の優れた作品・映画人を選出し表彰する映画人による映画人のための賞

引用元:Wikipedia



私はこの日本アカデミー賞が大好きだ。



1年で1番楽しみにしているこの「日本アカデミー賞」
毎年3月の第二金曜日に開催されており(たぶん)、毎年数々の感動や驚きを届けてくれている。


今思えばいつからこんなに日本アカデミー賞が好きになったのか思い出せない。









祖父母が映画好きだったことや両親とよく近所のTSUTAYAに行き、映画を借りて何度も同じ作品を観ていたからなのか、”映画”というものは物心付く前から当たり前にあった。(映画ドラえもんとディズニー作品ばかり観てた幼少期)


小学生低学年の頃から金曜ロードショーが大好きで(休みの前の日だから21時に寝なくていいルールだった)洋画も邦画も関係なく、意味がわかってなくてもなんとなく観ていた。

そんな金曜ロードショーの時間帯に日本アカデミー賞がやっていたからだと思う。観るようになったのは。



はじめのうちは知らない大人たちが堅苦しい服装と会場で、堅苦しい挨拶を交わしているのをつまらないと感じていただろう。
しかし、次第にノミネートされている作品の中に自分が観たことある作品があったり、見覚えのある役者が出てきてその面白さを理解していった。

約2時間の番組放送で数々の作品をわかりやすく、かつ興味を惹くように編集しており、最初はそんな部分に面白さを見出していた。


自分がクリエイターになってからものずくりのプロたちが集まる映画業界などに惹かれていった。
お気に入りの映画やドラマが増え、脚本家や監督、役者の名前を知るようになってから更に日本アカデミー賞を好きになった。





ちなみに日本アカデミー賞の選考基準はこんな感じ。

・対象期間中、東京地区に於いて有料で初公開された40分以上の劇場用 劇映画及びアニメーション作品。
・劇場公開を目的に製作された新作で、東京地区の同一劇場で1日3回、かつ2週間以上映画館のみで連続して上映された作品
・ドキュメンタリー、特別興行、イベント上映、再上映、映画祭のみで上映された作品は除きます。
・モーニング・レイトショーのみの作品は除きます。
・洋画のアニメーション作品は、外国作品賞の対象となります。
・撮影賞と照明賞は同一の作品で対象となります。
・同日含め先に配信、TVで放送されたもの及びTV放送の再編集劇場版は新作とみなしません。但し、放送後に新たに撮影された部分が大半の場合は、新作とします。
・邦画洋画の区別は、日本アカデミー賞協会の基準に基づいて判定しています。
・新人俳優賞は、これまで日本アカデミー賞において受賞歴がなく、原則として映画初出演でなくとも主演・助演クラスの大役を演じ、印象を与えた俳優を対象とします。

引用元:日本アカデミー賞公式サイト


とのことなのでガチの映画好きからすると日本アカデミー賞を観ないって人もいる。選考基準や最優秀賞の選び方などに不満や納得がいかないこともとても分かる。(昨年痛感した)


自分が観ていた映画がノミネートされていると嬉しいし、最優秀賞に選ばれたら自分も受賞したようになる。応援している方々が取ってくれたら、作品に自分は関係ないのに大喜びする。
不公平やヤラセを少々感じると萎えるし、「世の中〜〜〜!」っと崖あたりで叫びたくなる。怒りたくなる。


だから日本アカデミー賞が近づき、観るのを楽しみにしていると少し聞こえてくる。「本当の映画好きは日本アカデミー賞(笑)なんて観ない」と。
(幻聴)




しかしこれは声を大にして言いたい。
日本アカデミー賞は素敵なものだ


たとえどんなにモヤモヤを感じようとも大切なのはそこじゃないと言いたい。


私は観客席からは決して見えない(見せない)、カメラに映ることのない役者や監督、その他作品に関わる全スタッフの感情や想いを一瞬みることが出来るから日本アカデミー賞が好きなんだ。










有名人が凄いのは、称賛されてるから凄いんじゃなくて、
私たちと同じように恐怖や悲しみや怒りという感情を持った同じ人間なのにそこを飛び越えて、踏み出して、表しているから凄いんだ。



役者の”感情”というものと”葛藤”という目に見えないものを感じ、いつもなら役柄で覆われている役者の素をみることが出来るからこの日本アカデミー賞というものが大好きなんだ!っと今回、観ていて改めて思った。








次はテレビ越しではなく、もっと近くで”それ”を感じようと思います。





”自分”という役柄で「人生」という映画を制作してるすべての方々に
最優秀作品賞が送られる日を願って…。(うまいこと言ったと思ってます)








P.S.私はスギ花粉っていうやつと戦うシーンを絶賛撮影中です。
すでにテイク14を迎えてるのでそろそろ次のシーン撮りに行きたいです。








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