新任編集長、ご挨拶の旅!!「株式会社メディア・マジック 越後さんへご挨拶!」
理事企業取材回ってみたら?」という、渡辺副理事長からのアイディアを実践するべく、理事企業に、ご挨拶と行脚の旅に出ることにした第二弾!!
朝倉社長からのご紹介で、株式会社メディア・マジックさんへご挨拶にお伺いしてきました!
メディア・マジックさんは、西18丁目の北海道立近代美術館の近くに、本社がありました!
今回、取材にご協力いただいたのは同社取締役 第一開発部長の越後 智介さんです!!
ー新岡 はじめまして!Mikketa!!の編集長をさせていただいております新岡と申します!今日はよろしくお願い致します。まず最初に、メディア・マジックさんが、どのような事業をされている会社なのか、教えていただけますか?
越後さん(以下、越後) よろしくお願いします!メディア・マジックは、1996年に代表の里見が設立した会社です。設立当社はパソコン向けのコンテンツ制作や、コンシューマー向けのゲーム等の制作を行っていたのですが、2000年にiモードが始まり、その後新世紀エヴァンゲリオンの待ち受け/着メロ配信サイトを始めます。その後10年ほどiモードでのサイト制作運営を実施しながら、iモード等のキャリア公式サービス提供用のCMS制作を進め技術力を蓄えました。
現在、弊社が注力しているバスキタ!という自社サービスを作り始めたのは2013年の事です。
エヴァンゲリオンのコンテンツ以外にも、他IP関連のモバイルコンテンツ制作を実施していたのですが、振り返ると北海道の企業として存在しながら、東京のお客さんの仕事がメインになっていたんです。北海道や札幌の仕事って出来ていなかったんですよね。
「地元の役に立つ仕事がしたい」という点から、どんな物があれば役に立てるだろう。と構想を始めたのがバスキタを始めるきっかけでした。
バスキタの開発を始めた2013年当時は、京都や福岡等他の地域ではバスの位置情報通知のサービスが既に導入されていました。しかしながら、北海道ではバスの位置表示をするシステムを導入している事業者がほぼいない状況だったんですよね。でも、みなさんご存知の通り北海道の冬はバスが遅れますよね。北海道にこそ、このサービスが導入される必要があると思ったんです。
さらには、安価なタブレットとSIMが出てき始めた今こそ、実現できるものだと。最初はJR北海道バスさんの琴似営業所エリアで実証実験がスタートしました。
ーバスを待っている時すごい便利だなー。といつも感じています。札幌以外の地域でも導入はされているのでしょうか?
旭川では、旭川市が主導して導入をしてくださいました。旭川駅前のバスターミナルではタッチパネル式のデジタルサイネージで、バスの運行状況を見ることが出来ます。
また、旭川駅前のバス停は乗り場が点在しており「どうやってその場所にたどり着けばよいのか」観光客の方が分からないという事もあり、バス乗り場までの案内ができるように、QRコードも設置しています。
QRコードを読み込めば、目的のバス停まで案内してもらえる仕組みになっています。
ー慣れない土地だと、どこで乗車できるのか分からず探し回ってるうちに、バスに乗れないなんてことも有りますもんね。
はい。そのシステムを応用して観光地へのルート表示等もできるようになっていたり、ルート案内用のQRコードも自作できるようになっています。
また、交通関連のシステム、いわゆるMaaS関連のサービスでは「とべナビ」というアプリも弊社が開発しています。
「とべナビ」は当別町のバスとJRの経路検索に加え、バスの現在地取得・遅れ情報取得や、バス乗車無料チケット取得の機能を実装しています。公共交通機関に関わる複数サービスを一つのアプリで提供しているんです。
トヨタ・モビリティ基金の採択を当別町が受けた事によって、開発することが出来た、地域に特化したMaaSアプリなんです。
また、昨年度リリースしたリアルタイム混雑状況表示は、バスの中の混雑状況を取得し提供するサービスで、じょうてつバスや当別町の「とべナビ」をはじめ複数のバス事業者様に提供しています。密にならないように。という観点で、バスの中の混雑状況を表示できるようになっています。大きな通りだと、同じ方面に向かって走るバスが複数ありますよね。1台目は混んでるけど2台目は空いてるということも往々にしてあります。なので混雑情報を表示して利用者に乗車するバスを選択してもらえるようにするサービスです。
ー越後さん、お忙しい中ありがとうございました!!少子高齢化が進む今だからこそ、よりローカルモビリティの大事さを感じる昨今。こういった誰でも気軽に使えたり、より便利になる仕組みが広まることで、公共交通が使いやすくなったり、移動しやすくなるんだろうな。と感じました!
お忙しい中ご対応いただきありがとうございました!