「対話力」を鍛えるコミュニティをゼロから立ち上げて8ヶ月、何をしてきたか
今年の春から起ち上げた「対話のコミュニティ」のオンラインランチ会があったんですが、その場で、ストレングスコーチのりょうじさんに、ストレングスファインダーの資質をベスト10まで開示したものを、読み解きしてもらえて、元気が出た。
ストレングスファインダーって、勧められて受けるだけ一応受けてて、自己紹介の時に書いたりはしていて、文字面の雰囲気だけで理解した気になっているけど、その道のプロに複合的に説明してもらえると、励まされるし、強み、活かすぞ〜〜〜〜!という気持ちになってすごかった。
🕺🕺
このように、運営しながらも参加者として目一杯楽しんでいる、対話のコミュニティはどうやってつくられたのか。よさげなサードプレイスを探している方や、コミュニティマネジメントに関心がある方に向けて、伝えてみたい。
スタートして8ヶ月、「いい人しか応募してこない、ゆたかなオンラインのコミュニティ」をどう起ち上げ、どんなことをしているか、このnoteではまとめようと思う。
どのように始まったか
2021年の春に、15年の会社勤めを終えて独立してから、自分の知見を生かしたコミュニティづくりを画策していました。ですが、仕事に打ち込んだり、サボっていたりする中で、なかなか計画が進められないでいて。
その間、コーチングの勉強を進めていたので、対話することをテーマにしようかなという、ぼんやりとした構想はありました。
そして今年の1月、ストレングスコーチのりょうじさんと、ともにお世話になっているラブソルさんの新年会で会うことに。オンラインでは知り合っていたものの、リアルの場では初めてでした。
コーチ視点から、このコミュニティの構想について意見をもらえたらなと思っていたら、なんと、りょうじさんのほうから、逆に、みずのへコミュニティの相談をもちかけられ、話し合う中で「それなら一緒にやりましょう」となる運命的なスタートとなりました。
何をしているか
コミュニティは、月額4,800円としました。悩みに悩みましたが、安すぎてしまうとコミットする気持ちが薄れがちだし、生活の負担になり過ぎず、というラインを議論しました。noteのメンバーシップの機能を使って会員管理をしています。
月に1回のミートアップでは、ゲストを招いてのトークや、メンバーのストレングスを公開読み解きしたり、対話のお悩み相談なども行っています。イベントはオンラインで、21時スタートという思い切った時間設定にしています。
どのコミュニティも開催時刻は悩みのタネだと思いますが、睡眠時間が早い人には厳しいが、幼い子を持つ親には、寝かしつけてから参加できる、などの理由で選んでいただいています。
他にも、冒頭に記載したようなオンラインランチ会や、みずのがアウトプットのアドバイスをする「書くこと相談会」をそれぞれ月1でやっています。最近では、メンバー発のおしゃべりスナック企画や、読書会が立ち上がりつつあります。
そして、このコミュニティの特色の一つが「対話会」と呼ばれる月1のイベントです。集まったメンバーどうしで、3人1組になって、ただただ徹底して対話を行うという"だけ"の会なのですが、これが好評です。聴くコツのレクチャーを受けてから対話をする学びがありますし、ビデオ&音声オフで対話に立ち会うオブザーバー体験もなかなか得難いようです。
やってみてどうだったか
運営を開始して半年、参加者にとってのサードプレイスになっている感覚があります。家庭とも職場とも違う場所で、ゆるやかにつながるメンバーがいることは、生活を確かに支えるのだと思う。
思えば、ミートアップのゲストがとても豪華でした。『となりの雑談』が人気の桜林直子さん(サクちゃん)、著書『「気にしすぎな人クラブ」へようこそ』を当時、上梓したばかりの吉本ユータヌキさん、社内でストレングスを取り入れている『よなよなエール』の、ヤッホーブルーイング広報のジン渡部さん。どの方も引き込まれるお話をして下さいました。
僕は僕で、運営に関わりながらも、オフ会を何度か行いました。集まれる首都圏のメンバーで飲み会を行ったり、福岡でバーを貸し切ってのイベントをした際には、ふだんなかなか会えないメンバーと顔を合わせることができて嬉しかったです。
参加者のみなさんに御礼を込めて、オリジナルのノートと、ストレングスの一覧を書き込めるシールをつくって配布したのもよい思い出です。
当初メンバーとして参加していたまーちんさん。コミュニティ運営の経験を活かして、運営サポートを手伝ってもらうようになった。お世話になっています。
参加メンバーを募集します(12/7〆切)
12月ミートアップのゲストには、篠田真貴子さんを迎えます。聞くことについて書かれた名著『LISTEN―知性豊かで創造力がある人になれる』の監訳をつとめられた篠田さん。
篠田さんがお勤めの、エール株式会社の代表である櫻井将さんが書かれた『まず、ちゃんと聴く。』は、対話を扱うコミュニティとしてはぴったりの内容です。コミュニティでは11月に読書会も実施しました。
このたび、私たちは「対話力をのばす」コミュニティへの参加者募集を行います。篠田さんご出演の、12月のミートアップから参加していただけるよう、新規メンバーのエントリーを受け付けますので、ぜひ参加を検討下さい。
仕事や家庭でのやりとりに悩みがある、対人支援のお仕事を向上させたい、自分の強みを把握してコミュニケーション力を上げたい、そんな人達にとって、気軽に参加できるサードプレイスにしたいです。
あと、使ってるスライドが総じてかわいいというのも、対話のコミュニティの特徴です。なぞの生き物たちの存在感がつよい。
みなさんと、ご一緒できること、楽しみにしています。