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明日からできる愛犬のお灸ケア【基本のやり方はコレ】

こんにちは!犬の鍼灸マッサージ師として活動している、くにぎだ みかです✨

お灸に興味がある飼い主の方向けに、お灸の基礎から、効果、よくあるご質問などを解説。正しいお灸のやり方も"動画付き"で解説していますのでぜひご覧ください。

※この記事では一部広告を利用しています。

記事執筆:くにぎだ みか
6年前からドッグホテルの運営を開始。シニア犬ケアの専門家・犬の鍼灸マッサージケアができるドッグセラピストとしても活動中。
これまで携わったワンちゃんは1,400頭以上にのぼります(2024年4月時点)。
詳しいプロフィールはこちらの記事へどうぞ!

イベントで鍼灸ケアを行う様子

お灸を始める前に知っておきたい!そもそもお灸ってどんなもの?

お灸とは、

・ツボを温めて、身体を緩めて巡りを良くして整えるもの
・熱で適度な刺激を与えるもの
 

ワンちゃんにも人間と同じようにツボがあるので
お灸でツボを刺激し、身体を温め、巡りの良い身体づくりができます。

■お灸は何でできてるの?

よもぎという植物から作られる「もぐさ」が原料。お香のような香りが心を落ち着かせる作用もあります。

■お灸はどんな種類があるの?

大まかに分類するとこの2種類

  • 皮膚に「直接置くタイプ」

  • 皮膚から離して使う「かざすタイプ」

■ワンちゃんにおすすめのお灸は?

棒灸

ワンちゃんのお家ケアには、「かざすタイプ」の棒灸を使います。

ワンちゃんのお灸で期待できる効果って?

お灸は、温めるだけのシンプルなケアだけど、メリットがたくさん!

・血流が良くなる
・免疫力アップ
・痛みの軽減
・コリや張りの改善
・リラックス

不調の改善にも、元気を維持するのにも活用できますね✨

どんなときにお灸をしてあげたらいい?

・身体が冷えている
・コリや張りがある
・寝る前
・リラックスしてほしい
・慢性的な痛みがある
・お腹の調子が悪い
・なんとなく元気がない
・運動不足のとき
・寝たきりのワンちゃん

そうです、皆さん気づかれたと思いますが思いますが、シニアのワンちゃんには特におすすめなのです!!

でも、まだ若いワンちゃんも病気の予防やエイジングケア、
体力の維持にぜひ活用してもらいたいです。

お灸はいつやるといい?

お灸は1日の中で、いつやっても大丈夫!
ただし、食事の前後1時間は、発熱時、暑がっているときはやめましょう

そしてお灸は、毎日してもOK!だけど
毎日じゃなくてもOKです。

愛犬へのお灸のやり方

まずは準備をしよう!お灸ってどこで買える?

棒灸

お家でする愛犬のためのお灸は「棒灸」を使います!(ちなみに、犬用の製品を特に選ぶ必要はありません)

おすすめは、無煙タイプ。無煙といってもゼロではないけど、通常のものよりずいぶん煙が少ないです

参考までに実際の商品を以下に記載しておきます。そのほかドラッグストアなどでも売られています。

お灸以外の準備物

必ず準備するもの
・ライターなど火をつけるもの
・アルミホイル
・お水を張った灰皿(耐熱容器でもOK)

あると安心なもの
・綿100%の布(てぬぐいなど)

【動画あり】実際にお灸をしてみよう!お灸の基本的な手順①

必要な物を揃えて、火を消す準備ができたら、以下の手順で進めていきましょう。

1. 棒灸に火をつける
2. 温めたいところを手で押さえる
3. 心地よい温かさを感じる距離までお灸を近づけて10秒ほど温める
4. 温める部分を少しずらして 2〜3を繰り返す


手で愛犬の身体を触り、必ず温かさを確認しながらやりましょう!

お灸が終わったら? お灸の基本的な手順②

1. 灰皿の水に棒灸の先をつけて火を消す。消化確認はしっかりと!

2. 水につけたところが完全に乾いたら、アルミホイルで包んで保管。

消化確認はしっかりと!乾いた棒灸は続きからまた使えます

ぜひ、上記の動画を参考に愛犬のお灸やってみてくださいね✨

愛犬にお灸をするときの気になるあれこれ

■ワンちゃんにお灸はどれくらいしたらいい?

最初は、1日1回 5分くらいから。慣れてくれば1回10〜15分くらいまで延ばしてみても良いでしょう。
毎日してあげても、毎日じゃなくてもOK!
愛犬の様子を見ながら、時間に余裕があるときに試してみてください。

■お灸におすすめの場所は?

お灸におすすめの場所は、ズバリ背中です!中でも特におすすめは 腰のあたり。

最初はツボの場所など気にせず、まずは腰のあたりから試してみて✨腰を温めるだけでも、全身じんわり温まるので気持ちよさそうにしてくれるはず!

■被毛が長くて焦げないか心配…

綿100%の布を被せた上からやりましょう

■被毛が長くて焦げないか心配…

Q 灰が落ちないか心配…
A ・綿100%の布を被せた上からやる
 ・火を消すために用意した灰皿に
  時々トントンして灰を落とす

■棒灸をずっと手で持ってるのがキツい…

温灸器、棒灸カバーを使いましょう。持ちやすく、火が近づき過ぎることもなくなります。灰落下防止網付きだとさらに安心!

温灸器、棒灸カバーも棒灸と一緒に、インターネットで手に入ります。ちなみに私は、出張施術のときも愛犬にするときも布を被せて温灸器を使ってお灸しています!


■ツボの場所がわからない…

ツボを意識して温めるのもおすすめですが、鍼を刺すのと違って、お灸はツボ周辺が温まればいい。「ここ」ではなく「この辺り」とゆる〜い感じで大丈夫です!

このだいたいでOKという特徴は、私が愛犬のお家ケアにお灸をおすすめしている理由ののひとつです。

愛犬にお灸をするときの注意点

・1回に長時間お灸をして温め過ぎにならないように!もう少し温めたいときは、回数を増やしましょう。

・10秒以上連続で同じ場所を温めない!少しずつ移動しながら。

・病気やケガがある場合は、獣医さんに相談してから。

・愛犬が突然動くかもしれないので気をつけましょう。のんびり寝てるときなど落ち着いているときがおすすめです。

以上、愛犬のお灸ケアについてお伝えしてきました。ぜひ愛犬の健康ケアに取り入れてみてください。

長くなりましたが、お灸は火を使います。時間と気持ちに余裕があり、愛犬も落ち着いている時にやってみてくださいね💓

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