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EF-M 32mm F1.4 STM

概要

せっかくnoteを書くなら最初の機材、kissMのものも書いていこうかなということで初回はEF-Mマウントから一番のお気に入りレンズ、EF-M 32mm F1.4 STMを取り上げたいと思います。

EF-M 32mm F1.4 STM

EF-M 32mm F1.4 STMはキヤノンAPS-Cミラーレスカメラ用EF-Mマウントの大口径単焦点レンズです。直径約6cmの小型軽量な筐体に8群14枚も載せてるレンズです。35mm換算で51.2mmとなり、いわゆる標準大口径単焦点という括りになるでしょうか。

まぁ詳細は公式を読んでもろて…

作例

まず1枚目はトップに使っている写真

画像1

[EOS kiss M, EF-M 32mm F1.4 STM, f/8, ISO100]

帰宅したらベランダから見た夕焼けがあまりに良い色で撮ったものです。DPP4でDLO*の適用をしたくらいでほぼ撮って出しです。キヤノンのプロファイルの「風景」を適用しているので、現物よりも少しビビッドかもしれませんが。(*DLO:Digital Lens Optimizer,デジタルレンズオプティマイザ,各種収差や歪曲などの補正機能)

色乗りもよく、左右下端部の鉄塔も潰れることなくカッチリ描写できています。f/8まで絞り込んでいるからと言うのはありますが、光芒も綺麗で好みです。


画像2

[EOS kiss M, EF-M 32mm F1.4 STM, f/2.8, 1/500, ISO100]

画像3

[EOS kiss M, EF-32mm F1.4 STM, f/1.8, 1/2000, ISO100]

最大撮影倍率が0.25倍、かつ最短撮影距離が0.23m~なのでこんな感じにも撮れます。F1.4の大口径も相まって、合焦点どこやねんになりますね。2枚目の風鈴の写真は今見返すといやもう少し考えてピント置けよと思いますが、曇天でジトっとした空気感は感じられます。合焦点から滑らかにボケが繋がってるのが風鈴ごとに分かりやすいかなとチョイスしました。


画像4

[EOS kiss M, EF-M 32mm F1.4 STM, f/1.8, 1/125, ISO400]

そこまで強い光源ではないですが、ゴーストの出方はこんな感じ。右側の壁面に若干のフリンジが出ています。逆光耐性はそれなりにありますが、強い光源が画面内にある場合は結構分かりやすくフリンジが出ます。分かりやすいのでLr等での補正もしやすいですが。[2021/9/26追記:レンズによる物ではなくフィルターによるゴーストかもしれません]


画像5

[EOS kiss M, EF-32mm F1.4 STM, f/2.8, 1/500, ISO100, kenko ブラックミストNo.1]

こちらはkenkoのブラックミストを噛ませた写真。構図的にはもうちょい上振れよと思うものの色とか雰囲気は気に入っている。

あまり分かりやすい例がなかったが、周辺減光は意外と気にならない。代わりに口径食が結構真ん中寄りから出てしまうのでそこだけご注意ください。


EF-M 32mm F1.4 STMの良いところは伝わったでしょうか。

新品でも6万を切り、中古では5万を切るものも出てきていてこれだけのスペックなら安いのでは?と思ってしまいます。

グリップの浅いkissMに取り付けても問題なく取り回せますし、何よりボディと合わせても軽い!小さい!(↓のkissMにはスモールリグのグリップを取り付けています)

画像6

35mm換算で50mm前後の大口径をフルサイズで組もうとしたら重量1kgを下回ることはないでしょうし、ボディと合わせて金額も40万近くに到達することを思うとこの組み合わせはかなり優秀だと思います。

今後キヤノンがEF-Mに注力するとは思えませんが、だからこそこのような素晴らしいレンズを持ったEF-Mマウントが閉じていくのは少し悲しいです。


どうしても文章量が増えてしまう癖があるので今回はこのあたりで…。

次回はEFマウントかはたまたLマウントか。気が向いたら書きます。では。

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