不動産鑑定士会計学対策で使える中小企業診断士財務会計の正誤問題(R4診断士過去問より)

不動産鑑定士試験受験生の皆さん、こんにちは。
税理士・不動産鑑定士の井上幹康です。

令和4年度中小企業診断士一次試験の過去問より、不動産鑑定士会計学対策の基礎チェック的に使えそうな問題がいくつかありましたので、以下抜粋してご紹介します。会計基準の暗記、基本的な理解ができているかのチェックにやってみてください。

令和4年中小企業診断士一次試験財務会計より抜粋

第3問
収益認識のタイミングとして、最も適切なものはどれか。
ア 委託販売において、商品を代理店に発送した時点
イ 割賦販売において、商品を引き渡した時点
ウ 試用販売において、試用のために商品を発送した時点
エ 予約販売において、商品の販売前に予約を受けた時点

第4問
外貨建取引に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 外貨建の金銭債権・債務、前払金・前受金については、決算日の直物為替レー トにより換算する。
イ 為替差損益は、原則として営業外収益または営業外費用とする。
ウ 在外支店の財務諸表項目の換算は、決算日の直物為替レートにより換算する。
エ 二取引基準とは、自国通貨と外国通貨で帳簿を作成することをいう。

第5問
貸借対照表における無形固定資産に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 受注制作のソフトウェアについても償却を行う。
イ 人的資産は無形固定資産に含まれる。
ウ のれんは減損処理の対象となる。
エ 無形固定資産の償却には定額法と定率法がある。

第9問
退職給付会計に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
ア 退職給付会計における年金資産とは、制度に基づいて積み立てられた年金資産 だけでなく、一定の要件を満たした外部積立の資産も年金資産とみなしている。
イ 退職給付会計における費用は、「退職給付費用」として企業の損益計算書に計上 される。
ウ 退職給付制度が終了した場合、資産の減少を伴って退職給付債務が減少する。
エ 年金資産および年金債務は両建てで貸借対照表に表示されなければならない。

第10問
自己株式の会計処理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 自己株式の取得は、他社の株式を取得する場合と同様に処理される。
イ 自己株式の取得は純資産の減少、自己株式の売却は純資産の増加として処理する。
ウ 自己株式を消却した場合、その他利益剰余金が減少する。
エ 自己株式を消却した場合、資産が減少する。

解答は、中小企業診断士協会HPリンクにてご自身でご確認ください。

はじめまして。ご訪問ありがとうございます。開業税理士の井上幹康と申します。