Asaoさん
アメリカの古着の輸入販売から始め、どのデパートでも見かける年商57億の子供服メーカー「Boo Hoo Woo」を確立させたのち、その会社を畳んで、心機一転、南房総で安心安全な食と環境づくりの活動を始めた岩橋麻男さん。ドレッドヘアに、古着のリメイクというその風貌は、絶対に普通のサラリーマンには見えない。でも、よく見ると目がとっても優しくて、誰もが引き込まれる暖かさ。そんな方です。
2011年、東日本大震災の後に、被災地にマリーゴールドを植えて染料を作るプロジェクトを始めようと、学生たちが通っていた釜石市鵜住居にボランティアで一緒に行ってくれました。あの頃も忙しい社長さんでしたが、宝来館で飲んでるときに「会社を大きくすることだけが正解じゃないと思ってるんだ」と仰っていたのは今でもよく覚えています。Boo Hoo Wooでも、障がい者の方々が通う事業所との連携を大事にされていて、Tシャツなどへの刺繍やキャンドルを発注して販売されていました。経済社会のしわ寄せがいく問題、社会で一番弱い人に寄り添い、大きな組織に所属せず、自分がやるべきことを追求する姿勢は一貫し、どんなときもぶれることがありません。
そんなAsaoさんと、昨夜、久しぶりに新宿サザンテラスでお会いしました。キッチンカーで屋台文化を作る事業の実験への参加ということで、太陽光パネルを乗せた災害に強いオリジナルのキッチンカーで乗り込み、完全オーガニックのお米を使ったグルテンフリーのラップロールを販売されています。
モッチモチのお米でできたトルティーヤで巻かれているのは新鮮な野菜と羊、豚、牛のいずれかのお肉。これが美味しいのです。このトルティーヤは千葉の知的障がい者の方が通う事業所と連携して作っているそうで、やっぱりAsaoさん。世界のビールもあって、お店の前の人工芝の上の椅子で会話に花が咲きます。
17〜20日まで。20日だけは12:00から、それ以外は17:00から22:00。シェイクシャックとエディバウワーの間の空地にて。ぜひAsaoさんに話しかけて元気をもらってください。