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「ひも靴を履いています。歩いているうちに足が痛いなぁと思って靴を脱ぐと甲のあたりが赤く腫れていますが、靴が合っていないんでしょうか?」
今日はこんなお問合せを頂きました。

歩きやすい靴の履き方にひも靴で甲部分をしっかり留める方法があります。
足が上方に上がった時に靴も一緒についてきてくれるのでかかとから着地しやすいし靴も軽く感じますね。ところで、靴の仕様や足のタイプによって痛みを感じる方もおられるようです。

靴のタイプによる甲部分の仕上げの違い

例えばスニーカータイプの靴は靴底にクッション性を持たせ靴のかかと周りにもクッション材を縫い込んで足留まりをよくする工夫がしてあります。また、甲を覆うベロ部分(英語表現だとタン:舌と呼ばれています)にも厚みのあるクッション材で甲を保護してあるものが多いですね。
さて、お問い合わせ下さった男性の方はスーツ用のビジネスシューズを履いておられるそうです。スーツ用に仕立てた紳士靴は見た目もスッキリと仕上げるのでタンの部分も表革と裏革を貼り合わせミシン掛けしてあるものが多いようです。こういう靴をひもでしっかり縛ると「キツイ」「痛い」と感じやすくなります。

痛みを感じやすい皮膚が薄いタイプの足

足のタテサイズや幅が大きい小さい広い狭いといった特徴のほかに「足の皮膚が薄い」タイプの方がおられます。このタイプの足の方が靴ひもで縛ると皮膚が刺激を受けて痛みを覚えることがあります。「甲が痛いのでひもをずるずるにして履いている」というかたがおられますが、足が前滑りを起こして甲だけでなく指先や指全体が靴のカベに押されたり擦れたりして違うトラブルを起こすことがあるので、気をつけたいですね。

甲部のトラブルを軽減する方法

「靴ひもを縛る」方法をチョット工夫してみましょう。たとえば
①足首に一番近い位置だけを縛るとピンポイントに圧がかかってしまいます。足首周りから爪先方向2,3か所までのひもに均一に圧がかかるよう靴ひもを締め直してみてください。甲全体で足が止まる感じにしてあげると痛みがおさまり履き心地が向上することがあります。
②①を試してみてもまだ痛みを感じる場合はタンの裏側(足の甲部が直に触れる箇所)に衝撃吸収パッドを貼り付ける方法があります。パッドがクッションの役目をしてくれるので、特に皮膚の薄い人にはお勧めです。そして靴を履く時には開口部(足を入れる口)を大きく開いて靴べらを使って足を滑りこませましょう。かかとを傷めにくいし。パッドもはがれにくいのでぜひ試した見て下さいネ

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