足に合った靴を探す近道
「外反母趾になっています。色々靴を買って履いていますが、どの靴を履いても痛くて困っています。どんな靴を履けばいいですか?」―今日はお電話でこんなお問合せを頂きました。
足には個性があります
人が10人いれば10通りの顔があるように、足にも同じことが言えます。例えば―
・指でいえば母趾が一番長い足、2番目の指が一番長い足、母趾~3番目くらいまでが同じくらいの長さの足等があります。
・土踏まずが高めの足、扁平の足
・足幅が広い足、狭い足
・肉付きのいい足、薄くて細い足―などなど上げていけばまだまだありそうです。
また、左右の足の長さ(足長)に差があったり腰からかかとまでの長さ(脚長差)の違う足、そして幅や甲の厚みの数値が違うこともあります。こんな個性や特徴のある足を靴に入れて歩くわけですから、合っていないと歩き方に影響が出たり痛みやトラブルを起こすことがあります。
靴にも特徴があります
足に個性や特徴があるように靴にもいろいろな特徴があります。
・つま先のシルエットが細い靴、丸みのある靴
・幅の広めの靴、狭い靴
・天井が高い靴、低い靴
・履き口(足を入れるスペース)の大きい靴、小さい靴
・カカトにヒールのついている靴、靴底がフラットな靴…等々さらにデザインが加わると際限なく広がりそうですね。
さて、あなたの足の特徴は?
足に合った履き心地のいい靴を選ぶには自分の足の特徴と相性の良い特徴を持つ靴を選ぶのがポイントです。そのためにはご自分の足の特徴や数値を把握することをお勧めします。実際の数値が分かると意外と必要以上に大きい靴や小さい靴を履いていたりすることがあります。特に外反母趾の方は痛くないように足幅に照準を合わせて大きい靴を選び気味です。足幅は解決しても靴の前後が大きくゆるいとカカトが脱げそうで歩きにくくなります。すると足指に余計な力が加わるため履いているうちに母趾のつけ根以外にも痛みが出ることがあります。また、パンプスのようにカカト部にヒールの取り付けてあるタイプの靴は体重がつま先方向に移動しやすく踏みつけ位置(母趾と小指のつけ根周囲)の負担が大きくなりますので気をつけたいですね―
お電話を頂いた女性にこんなご説明をしたところ「よくわかりました。直に足を見てもらった方がいいですね。それに履きたい靴の種類の相談もしたいのでできるだけ早いうちに相談に伺います」というお返事を頂きました。足に合った靴で少しでも楽に快適に歩けるお手伝いをさせて頂きたいと思います。お越しをお待ちしています。
外反母趾でなかなか合う靴がなくて悩んでいたら、ぜひ下のHPをご覧くださいませ。お役にたてるかもしれません。