おべんきょ(ディフェンシブ銘柄)
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ディフェンシブ銘柄
「景気の変動の影響を受けにくく、行政気が安定している業種。生活必需品である食品や医薬品、社会インフラである電力・ガスや鉄道、通信。」
のプライム市場 PER25以下 利回り2.5%以上
2914 JT
9513Jパワー
9536西部ガスHD
4503アステラス
2503キリンHD
9535広ガス
9433KDDI
9142JR九州
9507四国電
9534北ガス
4528小野薬
1332ニッスイ
1333マルハニチロ
9502中部電
9532大ガス
2282日ハム
の16社。思ってたより少ない。けど見るには多い。めんどっち。
2914 JT
いわずとしれた煙草会社。煙草が嫌いなので値上げ、規制とともに廃れるだろうと思っていたが、チャートとしては全体的には右肩上がり。業績も安定。一応医薬品や加工食品セグメントもあるけれど、両方合わせても煙草の10%以下。
利回りは驚愕の5.59%。強い。強すぎる。
Asia:日本を含むアジア全域
Western Europe:西欧地域
EMA:アフリカ、中近東、東欧、トルコ、南北アメリカ大陸及びすべての免税市場
海外にも市場を持っており、EMA>Asia>WE
しかも市場規模はそれなりに偏らず。
「 売上収益:たばこ事業・医薬事業のトップライン伸長に加え、円安に伴うたばこ事業でのポジティブな為替影響により、増収 。
調整後営業利益:全ての事業において増益を達成、円安に 伴うたばこ事業でのポジティブな為替影響も後押し。
上半期においてはポジティブに発現したものの、4-6月期においては一部現地通貨が円高方向に推移したため、為替影響はネ ガティブに転じる」
→日本でだけ煙草売ってるのかと思ってたけど海外でも売っているから、当然ここも円安の恩恵受けるのか。
世界的には
フィリピン:増税値上げで↓
台湾:↑
トルコ:増税値上げ前に↑(ってことは今後↓?)
あとは商品ごとの人気の上下。商品人気は正直気にしてもしょうがないので見ない。
とはいえ
「数量前提:「前年度比▲1.0%程度」に上方修正 • 上半期実績(日本、トルコ、GTR等の力強いパフォーマンス)を反映し、当初見込 から上方修正 • 下半期は前年同期比で数量減少を見込む - 複数の市場における相対的・一時的な要因による販売数量の減少 - スーダンにおける事業一時停止影響」
に加えて円安でも、今年度調整後営業利益が前年度比▲5.8%の見込みだから、割と大きめに下がっている?とはいえ調べると欲しくなってきちゃったな。
JTに全財産ぶっこんでるみたいなネタ垢いたけど、全然ありかもしれない。嘘。自分がやったら絶対に下がる。
9513Jパワー 電源開発
「日本全国・世界各地で電気を作り、持続可能な発展に貢献しています」
電力会社とどう違うんだ?
→電力会社にどうやら電気を売っているところらしい。また、電力会社は公共的な部分があるため、リスクの高いような事柄に手が出しづらい。
チャート的には9月半ばから下がって、りばってる途中だけど 25日平均線に跳ね返されそうな感じのところ?
業績も昨年度が割と高めだったけれど、それに対して今年度は35%減予想。いったい何が。利回り3.78%はよい。
https://www.jpower.co.jp/ir/pdf/230731presentation.pdf
「連結売上高減収の主な要因
• 火力発電所利用率の低下による販売電力量の減少や電力販売価格の低下等により減収」
火力発電所の利用率の低下はなぜ?
2022年第一四半期 83億kwh 利用率47%
2023年第一四半期 57億kwh 利用率33%
と明らかに低下。昨年度もそもそも第一四半期の利用率が低め、それ以外の利用率が70%前後である事を考えれば取り返しがつかないほどではないが。
ただ昨年度の決算みても
「電気事業の水力は、出水率が前期を下回った(99%→94%)こと等により、前期に対し4.3%減少の88億 kWh となりました。火力については、発電所利用率が前期を下回った(当社個別:67%→65%)こと等により、前期に対し 4.8%減少の 456 億 kWh となりました。
卸電力取引市場等から調達した電力の販売は、前期 に対し 21.2%減少の 128 億 kWh となり、電気事業全体では前期に対し 8.5%減少の 684 億 kWh となりまし た」
「当期の収入面は、電気事業の販売電力量は減少しましたが、電力販売価格の上昇等により、売上高(営業収益)は前期に対し 69.8%増加の1兆 8,419 億円となりました。これに営業外収益を加えた当期経常収 益は前期に対し 68.6%増加の1兆 8,666 億円となりました。」
だから、全体的に電気事業は減っているけれど、電力価格時の上昇に助けられているだけなのかな。
再生可能エネルギーはどうなのか。
2022年度が
水力発電96億kW
火力発電454億kW
今後再生可能エネルギー開発プロジェクトが進められていく中で
水力(2024~2029)の運転開始予定となっている出力としては、347.5MW
太陽光(2023-2024)の運転開始予定となっている持ち分出力は1214.8MW
まだまだ火力の代替とするには足りない。
大間の原子力発電所計画。
大間の原子力って電源開発だったんだ。
2024年後半に安全強化対策工事を開始し、2029年後半に終了を目指す。
→割と先だから忘れそうではあるものの、カタリストにはなりえそう。
https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/denryoku_gas/pdf/058_05_03.pdf
世界で激しさを増す「LNG争奪戦」
● 中国や韓国は、脱炭素化の取組と並行し、エネルギー安定供給のための国家戦略に基づき、国営企 業を中心に、LNGの長期契約の締結を進めている。欧州でも足下の危機を受けて新たなLNG契約 に向けて、政府が積極的に関与している。
● 2026年頃まで、安定した価格(油価リンク)で供給を開始できる長期契約は売り切れに近い状況。
●過去のLNGプロジェクトへの投資の減少を反映して、2025年に向けて、世界のLNG供給余力は 減少。プロジェクトのトラブル(米国やマレーシア等)によるリスクも存在。
● これに加えて、欧州向けロシアパイプラインガスの供給減と、欧州の域内LNG受入れ キャパシティ拡大により、欧州は来年以降、今以上にLNG輸入を拡大する見通し。
● その結果、世界のLNG需要と供給能力の差は、2025年に向けて大きく拡大し、 LNG供給余 力が減少。グローバルな「LNG争奪戦」がより過熱する可能性が高い。
→安定した長期契約が出来ず、需要供給ギャップが増えていることもあり、大手電力のスポット契約が増えている。
今後
「●脱炭素の世界的な潮流の中、2050年カーボンニュートラルに向けて、火力発電から大気に排出されるCO2排出を実質ゼロにしていくという、火力政策の野心的かつ抜本的な転換を進めることが必要。このため、2030年に向けて、安定供給確保を大前提に、火 力発電の比率をできる限り引き下げていくことが基本。
⚫ その際、火力は震災以降の電力の安定供給や電力レジリエンスを支えてきた重要な供給力であり、また再エネの更なる導入拡大が進む中で、当面は再エネの変動性を補う調整力・供給力として必要であり、過度な退出抑制など安定供給を大前提に進めていく。
< 対応の方向性 >
⚫ 脱炭素化に向けた過渡期においては、再エネの大量導入の下で、①調整力として再エネを補完する、②不足する供給力を賄う等、火力はトランジションを支える重要な役割。エネルギー安全保障の観点から、天然ガスや石炭を中心に適切な火力ポートフォリオを 維持しつつ、非効率な火力をフェードアウト。
⚫ また、2050年カーボンニュートラルに向けて、従来型の化石火力が果たしてきた機能を脱炭素型電源に置き換えていくことが必要。 このため、火力の脱炭素化の取組を加速度的に促進」
これ現実的なのかなぁ…。2030年から2050年の間の非連続的なイノベーションってのが本当に起こりうるのか疑問だ。
結局、火力発電所利用率の低下の原因ははっきりわからなかったけど。国の方針としてっていう所が大きいのかしら?
なんか安定したところを買いたくてディフェンシブ銘柄探しているのに、この時代の流れに巻き込まれそうで電力系統は結構調べないといけないのかな。大変そう。
今日はここまで