"小学校教員を辞める理由"を未来の自分の為に遺します
初めまして!小学校教員3年目のてーと申します。私は、この3月で教員を辞し、4月から半年間クリエイター育成スクールに通い、webデザインの勉強を始める者です。もしかしたらいつかの役に立つかもしれないと思い、noteを始めることにしました。初心者のため読み辛い部分も多いかと思いますが、ご容赦ください。
はじめに:辞めた直後のメンタルに注意
大変に回りくどくて申し訳ないのですが、
「何故今更"辞める理由"なんてまとめるの?」「教員の大変さなんてTwitterとか色んなサイト見れば分かるよ」
と思ったそこの貴方、大正解です。教員のブラックさは教員が一番よく分かっているし、退職理由は既に多くのブログやサイトでまとめられています。私にだけ何か、特別な事情があって辞める訳ではありません。結論から言うと、私が退職する最たる理由は「残業時間の多さ」という非常にオーソドックスなものです。(本当にこれは重要な問題なんですけどね!)
現在私の勤める小学校も、コロちゃんの影響により臨時休校中です。最初は
「まさかの有給消化の大チャンス到来!?イヤッフー!!」
ぐらいに思っていました。絶賛殆ど出勤することなく、お休みを頂いています。しかし、週休二日に慣れきっていた私の体は、たったの2週間でこの自堕落な生活に拒否反応?を示し始めたのでした…(働きすぎ病だと思うけど、恐らく大半の日本人は既にこの病気にかかってると思う。)
▼落ち気味の私のツイート。
まだ退職していないけれど、いざ無職になるのを半月に控えた時点で何が私の心をここまで不安定にさせているのか。それはもう少し無職生活に慣れ、心の余裕ができた時点でまた詳しく振り返ろうと思います。今日のこの記事は、自分の心が折れそうになった時や、過去ばかり振り返りそうになった時に、自分の決意をより固くさせるため、つまり自分自身のために書きます。(…少しでも共感頂けましたら、励みになります。)
退職理由①業務量がパネぇ
最初に申し上げておきますと、恐らく私自身、効率悪いマンな部分があります。教員の残業時間を減らす為、本を執筆したりノウハウを共有してくださる方が有難い事に沢山いらっしゃいます。のに。
それらを取り入れる前に潰れてしまったのは誰かな?
\私でーす!/
これから先生になる方は、絶対にそのノウハウを予め知っておいた方が良いと思います。to do リストを作って優先順位の高い仕事から片付ける手法を取っていた自分ですが、それでもどうにもこうにも仕事が追っ付かず、年数が進むにつれてパンクする頻度が上がっていきました。
まず、担任として最低限求められる日々の業務としては大体以下の通りです。
授業準備・授業・保護者対応・他学級との授業進度の擦り合わせ・宿題の準備・終案作成・学級通信作成・学年会計・出席管理・・・ 等
私は1年生連チャンだったのですが、ウチの学校では1年生は全教科を担任が教えるため、空きコマがないのです。実はどの学年よりもこなしている授業数は多いはず。なのに「1年生は4〜5時間で子供を帰すんだから、空いてる時間で教材研究できるでしょ、いいわね」と鼻を鳴らされることがあります。いやいや朝8:30から昼15:00まで子供にフルコミットしてるかんな?(あ、やばい、ただの愚痴始まりそう…)
これらの基本業務に加えて、
校内研究授業・市教育研究会・年次研修・土曜参観・自己申告の授業
等の悪魔的行事が月に何度も追加されていきますね。("悪魔的"とか言ってる時点で教員向いてないな)ちなみに私はお恥ずかしながら、研究授業とか指導案とかの類が大の苦手でした。へへ。
2〜3年目になると更にここへ重た〜い校内分掌の仕事が追加されていきます。私は3年目で「主任」の肩書がつく仕事を任せられるとは思っていませんでした。あわわ。自分が「主」や「長」となって動かなければいけない仕事が徐々に増えていくなら良いのですけれども、一気にガッッ!と増えたのです。シーズン物の仕事が1年間通してずっと途絶えずにあるイメージ。3年目の春、私は自分が何者なのか分からなくなり、肩書の整理から始まったのを覚えています(笑)
先輩に聞きながら一生懸命やり、ダメ出しを全身で受け止めながら何とか大きな問題なくやりきりました。これは今でも自分の自信になっています。しかし、学校全体の仕事を優先していると、当然自分の学級や学年の方に良くない影響が出てくるわけで…その折り合いの付け方が、非常に難しい所であると感じていました。
退職理由②残業がパネぇ
「また業務量の話かい!」って感じですがご容赦くださいませ。
私は大体が朝7時半出勤▶︎夜8時半退勤でした。休憩等もとった記憶が無いので、実働時間13時間といったところですね。(昼食も「給食指導」でしたので、給食は5分で飲んでました。メッチャ美味しかったけど。)教員でいったら多分平均的でしょうか?この残業時間というのも先生によって大きく違うと思います。月の残業時間なんで恐ろしくて計算したくもありません…
また、なんとなくどの学校にもありそうですがウチの学校にも「残業=美」とする風潮がありました。休日も学校に来て教材研究をする、自治体の行事に参加する、趣向を凝らして学級通信を作る…そんな先生が「熱心で偉い」と評価されます。それはそれでいいんです。私も頑張ってた時期がありました。
しかし逆にそうでないと、「若手の癖に勉強意欲が足りない」と思われます。自分なりに一生懸命やっている時に「若手なんだから」とか「俺の若い頃は…」とか言われるのはとっても精神的に苦痛でした。これをパワハラと言ってしまうと、また「最近の若いモンは…」の無限ループが始まるので言いませんけど(笑)時代に合わせて働き方を変えていくことの何がいけないの?とちょみーっと思いますけどね。へへ。
退職理由③結局向いてない
「最終的に結局それかい!」て感じですけどもこの言葉に尽きます。これまで書かせて頂いたような環境に、私は3年かけても馴染めなかった。毎朝重苦しい気分で、時には泣きながら学校に向かった。"教員"という働き方への疑問や不満が自分の中で着実に増して行ってしまった。退職の理由とするには、充分でした。
でも、これだけは言わせてください。私は、自分のクラスと自分のクラスの子供達が大好きでした。自分と一緒に成長してくれた子供達を、心の底から誇りに思っています。子供達も、私の事が大好きだったと思います。(バカ)
私は、この職を通して子供がもっと好きになりました。教室で子供達と過ごす時間は何よりも楽しかった。だから、全面的に「向いてない」の一言では片付けたくないのですが、もうこの際いいです。
"教員"に向いてなくても、"子供を育てること"に向いていないわけじゃない。
…そう思っているので、私は私なりにまた別の手段で、子供の教育に携われたらいいなぁ、なんて思っている次第であります。
おわりに
ここまで読んでくださった方は本当に心が清らかでお優しい方とお察しします。
\本当にありがとうございました。/
私は教員になったことにも、教員を辞めることにも後悔はありません。もしこれをお読みになられている方が学校教育関係の方であったなら、是非私のことを見捨てずに繋がり続けて頂きたい。そして私と情報共有して頂きたい。そんな思いでいます!
今回はどちらかというとネガティブな退職理由をメインにご紹介しましたが、当然ポジティブな退職理由もありますので、それもまたいずれ。
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