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イラン銅食器初買付@ケルマーン
イランの銅食器の良さを日本で広めたい!と思ったのは2023年5月に12年ぶりにイラン南東部ケルマーンを訪問した時。その際には次回ここに来るときはイラン銅食器はこの地で買い付けしたいとずっと思っていました。
今回の2024年春のイラン旅行中にケルマーンで3日間にわたりじっくりイラン銅食器のお店を吟味して買い付けを行ってきました。歴史あるバザール内にはイラン銅食器専門店が20店舗ほどあり、商品の吟味だけではなく店主の人柄を確認するためにもじっくり時間をかけて一店一店を巡ってきました。イランのバザールで買い物をするのはただ単に値段を聞いて、お金を払うだけではなく、人生そのものと言われ、じっくりとコミュニケーションをする必要があるといわれています。
おこがましい限りなものの特別な教育やプロとしての経験を積んでいるわけではないのですが、いつもお世話になっている人へのお土産や買い付けの審美眼とセンスの良さは自他ともに認めるほどです。ただし今回は人生で初めての自分の本格的なプロジェクトであり、ある程度の在庫を抱えながらのものなので今までとは違うからこそ慎重にもなっていました。
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じっくりとバザールを回り、店主との対話を進めている中で「ここで買い付けたい!」と直感がひらめいたのはディナさんのお店・صنایع دستی دینا。対応も丁寧、物腰もやわらか、じっくりこちらの要望も聞いてくれ、ベストなものしか売らないとのことでこちらで買い付けをしました。一店一店すべて手作りなので、それぞれの商品が唯一無二。ディナさんのお店も含めすべてのお店はそれぞれ2,3回ほど訪問して店主との会話を通して商品を吟味していたのですが、やはり直感に従うのがベストなようです。
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今回ケルマーンで買い付けたのは合計70品ですが、これをイランの国内線で持っていき、テヘランからモスクワへの国際線へ持っていくだけでもかなり重いのですがこれからどのようにイランの銅食器が日本で広まっていくかを考えるとワクワクしますね!